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Field Notebook. (2008.07.22→2010.08.11)

雨上がりの朝

雨上がりの好天の朝。溝の口南口駅前の小山から次々と4頭も黒系アゲハが飛び出してきた。また、小山の樹間の暗がりの奥の方を覗くと、樹間を縫うように黒系アゲハが飛んでいくのが見えた。やはり、雨上がりの好天の日は蝶の活動が活発になるようだ。

黒系アゲハは飛んでいくのが見られただけで停まってくれなかったが、代わりに林縁の空地にコジャノメが発生していた。撮った個体はやや擦れ気味だったけど。

コジャノメ | Mycalesis francisca
川崎市高津区(久本・末長山) | 2010/05/21
コジャノメ
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/290 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:野外ではヒメジャノメと区別が付かない。一応、同定は合ってるはず。

コジャノメの居た林縁の空地はこんなところ。この奥の暗がりを黒系アゲハ(たぶんクロアゲハ)が飛んでいた。

林縁の空地

黒系アゲハの目撃記録

遠めから目撃した蝶を近似種と区別して同定するのは難しい。距離が近くても、サッと視界を横切っていったような場合に瞬間的に同定するのはやはり難しいものだ。ところが、黒色系のアゲハ類は大型なために遠めからでも目に付きやすく、サッと視界を横切ってハッとさせられることも多い。つまり、はっきり同定しにくい状況での目撃記録が多くなりやすい蝶であると言える。

今朝も、自宅から溝の口駅まで歩いていく途中、黒色系のアゲハを3頭目撃した。1~2頭目は遠めからの目撃だったが、過去の経験からジャコウアゲハやカラスアゲハではなく、クロアゲハであると結論付けた。そして3頭目が遠めから近づいてくるのを見た時も、やはりクロアゲハであると思っていた。

ところが、この3頭目が目の前を横切っていった時、後翅の尾状突起を欠くナガサキアゲハの新鮮な♂個体であることがはっきりと確認できた。と、同時に1~2頭目をクロアゲハとした遠めからの判断に、急に自信が無くなってしまった。何しろ、目の前に来るまで3頭目もクロアゲハだと思っていたのだ。

Tag付けルールの変更

このBlogでは目撃した蝶の種名をTag付けしているが、今までは同定に至らなかった曖昧な目撃記録は本文中には記載してもTagは付けない、という形で運用してきた。ところが、上記のとおり黒色系アゲハの同定が難しくなると、今までのルールだとTag付け出来ない目撃記録が増え、将来の検索性を担保できなくなってしまいそうだ。そこで、今後は未同定のままでも黒系アゲハというTag付けを行うことにしようと思う。(同定できた場合は種名でTag付けする)

なお、この黒系アゲハという表現は、探蝶逍遥記さんから拝借した。今までこのBlogでは、「黒いアゲハ類」とか「大型アゲハ類」という呼び方をしてきたが、黒系アゲハの方がずっとスマートだ。

朝Field-5月16日

久し振りの朝のField Work。この日はフィールドノートの情報を頼りにアオバセセリを見に出かけた。但し、思惑通りの時間に家を出られなかったので、日曜日なのに確保できた時間はわずか10分間。わずか10分間では念願のアオバセセリに出逢えるはずもなく、願いは適わなかった。

とりあえずフィールドノートのコメント欄で質問した東屋は「同じ場所にある別の東屋」ということが分かった。すぐ近くに東屋が3つも建っていたとは…。

10分間で見ることが出来た蝶は下記の通り。

  • クロヒカゲ(緑地外)
  • サトヒメキマダラヒカゲ
  • クロアゲハ
  • アオスジアゲハ
  • コミスジ

そろそろ樹林内の樹液スポットにも蝶が集まり始めそうだ。

朝のField Workについて

実は4月9日に書いたタイム・リミットが少し甘く、最近2回連続で会社にギリギリ遅刻という失態をやらかしてしまったので、しばらく朝のField Workを自粛していた。どうやら、余裕を見てあと5分ほどタイム・リミットを前倒しする必要があるようだ。ところが、タイム・リミットを前倒しするともともと10分間しかなかった時間がわずか5分間になってしまう。これでは無理する意味が無いので、基本的に平日は朝のField Workを諦めることにした。

GW散策:生田緑地と多摩川河川敷(2)

5月4日のエントリーですが、書いてるのは11日です。1週間経ってしまった。(^^;

多摩川河川敷(宿河原)

前日は生田緑地→多摩川の順に回ったが、この日は多摩川→生田緑地の順に回った。

ジャコウアゲハ越冬蛹の様子

前日、蛹の中が透けて見えるようになっていた越冬蛹の様子を確認した。

ジャコウアゲハ越冬蛹の抜け殻
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ジャコウアゲハ越冬蛹の抜け殻
RICOH R8
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:さすがに11時近かったので、羽化した成虫はもう居なかった。前日に比べて♀の数がぐっと増えていたので、この個体も♀だったかも?

多摩川河川敷の蝶

ジャコウアゲハ♂♀、アゲハ、アオスジアゲハ、ツバメシジミ♂、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメ、ルリタテハ、モンシロチョウが見られ、特にジャコウアゲハの♀が前日と比べて増えた。

ジャコウアゲハ♂(吸蜜) | Atrophaneura alcinous
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ジャコウアゲハ♂の吸蜜
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=154(Auto-Hi) SS=1/189 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
ジャコウアゲハ♀(吸蜜) | Atrophaneura alcinous
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ジャコウアゲハ♀の吸蜜
RICOH R8
31.3mm(177mm-Equiv.) ISO=336(Auto-Hi) SS=1/217 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:土手を飛ぶ個体は飛翔でしか狙えないが、吸蜜シーンを狙えるポイントがあった。ただ、日陰でシャッタースピードを稼げないのがネック。もう少し時間をかけて狙いたかったけど。
ツバメシジミ♂(吸蜜) | Everes argiades
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ツバメシジミ♂の吸蜜
RICOH R8
5.7mm(32mm-Equiv.) ISO=100(Aut-Hi) SS=1/620 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:翅の裏面が撮りたかったので見上げるようなアングルで撮ってみた。
ヒメウラナミジャノメ | Ypthima argus
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ヒメウラナミジャノメ
RICOH R8
11.7mm(66mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/270 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:ジャノメチョウのくせに明るい陽地が好きみたい。

生田緑地

西口駐車場→七草峠→尾根筋の自然探勝路→ホタルの里→谷間の自然探勝路→西口駐車場

この日は西口駐車場~七草峠の蝶道で黒いアゲハ類を見かけなかった。ホタルの里でツマキチョウを20分ほど追跡するも、なったく停まる気配がなく断念。谷間の自然探勝路では今年初めてのキアゲハが見られた。

他には、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン♂が見られた。

生田緑地での写真は無し。

GW散策:生田緑地と多摩川河川敷

5月3日のエントリーですが、実際にこれを書いてるのは5月9日です。ぼやぼやしているうちにもう6日も経ってしまいました。

GW中に家族を置いて独りで遠征に行くわけにいかないので、娘を連れて2~3時間程度散策するのが限度です。この日は「つつじ寺」として有名な神木山等覚院の様子を覗いた後、生田緑地と多摩川河川敷をハシゴしました。

神木山等覚院

ここは「つつじ寺」として有名なくらいなので、アゲハ類の吸蜜が見られないかと思って足を運んだのですが、アゲハ類の姿は見られませんでした。

つつじは、まだ5分咲き程度の株もある一方、もう見頃を過ぎた株も有って、全体としては丁度見頃かな、という印象。4月30日の伊豆半島のつつじもこんな感じでした。旧向ヶ丘遊園と東高根森林公園の間に位置しており、比較的緑の多い所なので期待していたのですが、やはり今年はまだ時期が早いのか…?

生田緑地

生田緑地ではプラネタリウム見学のため、投影開始前の1時間だけ散策しました。ルートは、青少年科学館→奥の池→伝統工芸館→谷間の自然探勝路→尾根道の自然探勝路→七草峠→青少年科学館 です。

西口駐車場~七草峠の尾根筋

この尾根筋は黒いアゲハ類の蝶道です。この日も伝統工芸館の脇からこの舗装路に出た途端、黒いアゲハが前を横切って道路沿いに西口駐車場の方へ飛んでいくのを見たのを皮切りに、この尾根筋で3頭の黒いアゲハ類を見ました。同定できたのは2頭目でクロアゲハ。後翅の白斑は未確認ですが小型の個体だったので♂でしょう。同定できるほど接近できなかった他の2頭も、遠目ですが印象としてはクロアゲハだったと思われます。

この蝶道で困るのは手頃な撮影ポイントが無いこと。どこかにつつじの植え込みでもあれば吸蜜ポイントになると思うのですが、現実には飛びすぎていくアゲハ類を目で追うことしか出来ませんでした。

谷間の自然探勝路

モンシロチョウ、ツマキチョウ♂♀、キタキチョウ、ツバメシジミ♂、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン♂の姿が見られ、やや甘ピンですがアオスジアゲハの吸水シーンが撮れました。

アオスジアゲハ♂(吸水) | Graphium sarpedon
生田緑地(川崎市多摩区) | 2010/05/03
アオスジアゲハ♂(吸水)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/310 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
ツバメシジミ♂ | Everes argiades
生田緑地(川崎市多摩区) | 2010/05/03
ツバメシジミ♂
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/330 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

多摩川河川敷

プラネタリウム見学後、真っ直ぐ帰宅しないで多摩川河川敷(宿河原)へ立ち寄ってみたところ、鯉のぼりが悠然と泳いでいた。

鯉のぼり

と、思ったら多摩川に注ぎこむ水路を遡ろうとする本物の鯉の群れも。産卵期なのかな。

鯉の遡上?

多摩川河川敷の蝶

ジャコウアゲハ♂♀、アゲハ、ツマグロヒョウモン♂、ヒメウラナミジャノメ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、ツバメシジミ♂が見られた。

ツマグロヒョウモン♂ | Argyreus hyperbius
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/03
ツマグロヒョウモン♂
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/440 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 2400×1800(Trimmed)→ 800×600(Resized)
スジグロシロチョウ | Pieris melete
多摩川河川敷 | 2010/05/03
スジグロシロチョウ
RICOH R8
5.7mm(32mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/410 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
ヒメウラナミジャノメ | Ypthima argus
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/03
ヒメウラナミジャノメ
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/330 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

ヒメウラナミジャノメ
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/310 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

ジャコウアゲハの蛹

4月21日のエントリのコメントに、ジャコウアゲハ越冬蛹2つのうち、1つが行方不明と書いた。その行方不明の蛹は結局見つかっていないが、この日もう1つ(3つめ)越冬蛹を見つけた。

ジャコウアゲハの越冬蛹(3つめ)
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/03
3つめのジョウコウアゲハ越冬蛹
RICOH R8
3648×2736 → 800×600(Resized)

さらに、以前からあった越冬蛹の方は羽化直前で中が透けて見えるようになっていた。

羽化直前のジャコウアゲハ越冬蛹
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/03
羽化直前のジャコウアゲハ越冬蛹
RICOH R8
3648×2736 → 800×600(Resized)

翌朝、羽化を見に来れれば最高だったのだが。

4月26日はまだ♂ばかりでしたが、この日は♀の発生も始まっていました。(2~3頭見た)

空振り Part.3

迷いを振り切って向かった伊豆半島に、期待していた大型アゲハ類の姿は皆無だった。今年の遠征計画は3回連続で空振り。またかよ…。(前回、前々回のことはこことかここを参照)

海岸線をゆっくり車を走らせながら、大型アゲハ類の気配の無さに怯む気持ちを掻き立てながら、とりあえず昨年の9月13日(ここここを参照)にモンキアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハが多数集まっていた富戸漁港付近のポイントへ。ここに居なければ発生してないんだろう、と思ったが本当に居ない。まったく居ない。orz

居たのは越冬明けキタテハとスジグロシロチョウ、ツマキチョウ、ベニシジミ、あと何だか確認できなかったけど青色のシジミだけ。すぐに転進することにして撮りにくい蝶はあまり追いかけず、簡単に撮れたキタテハとスジグロシロチョウだけ撮った。こんなのを撮りに伊豆まで出掛けてきたわけではないのに…。

キタテハ(越冬個体) | Polygonia c-aureum
静岡県伊東市(富戸漁港付近) | 2010/04/30
キタテハ(越冬個体)
RICOH R8
15.1mm(85mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/660 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
スジグロシロチョウ(吸蜜) | Pieris melete
静岡県伊東市(富戸漁港付近) | 2010/04/21
スジグロシロチョウ
RICOH R8
15.1mm(85mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/470 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

その後、一応次回のために国道351号線から奥野林道を経由して松川湖へ至るルートの下見を行った。奥野林道はこのサイトの写真を見ると一般車でも通れそうな雰囲気だったが…、実際には通れそうもなく、途中で断念した。次回ここにくる場合は、林道を歩いて往復する覚悟が必要だ。

ところで、断念直前の沢筋で小さなシジミが数頭飛んでいたが撮影はできなかった。翅の紋様も完全に擦り切れていてボロボロ。この時期にこんなにボロボロなシジミは何だろう?(ルリシジミかスギタニルリシジミくらいしか思いつかない)

さて、この時点でだいたい11:30。これからどこかへ転進するの?初夏の蝶が駄目だったんだから、むしろ早春の蝶に目的を切り替えるしかない。だったら、山に登るか…。

  1. 伊豆半島の最高峰である天城山系へ登ってみる。
  2. 富士川下流域へ行ってみる。(ギフチョウはもう無理だろうけど)
  3. 西丹沢方面へ行ってみる。

で、選んだのは富士川下流域の佐野峠。理由はこの間行ったばかりで迷わずに済むから。馬鹿だね、85kmもあるのに。

到着したら既に14:30だった。カタクリの葉はまだ地上にあったけど花期はもう完全に終わっていて、スミレ類も終わりかけ。まあいいや、と前回歩かなかった林道を歩いてみる。

ルリタテハ(越冬個体) | Kaniska canace
山梨県南部町(佐野峠) | 2010/04/30
ルリタテハ(越冬個体)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/620 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

他に、ミヤマセセリ?という蝶影を見たが追い切れずに断念。レンタカー+高速・有料道路代で1万円以上かけて川崎市内でも普通に見られる蝶を撮影しただけ、という結果に終わりましたとさ。

それにしても、例年なら4月末には大型アゲハ類が出揃う伊豆半島で全く発生してないとは、他のエリアの発生時期も全体的に大きく後ろにずれそうな気がする。今後の遠征計画も慎重を期す必要があるかもしれない。

迷い

ゆたかの自然散歩。のゆたか。さんが4月26日に日原でスギタニルリシジミやコツバメ、エルタテハ、シータテハの写真を撮ってきたようだ。

これを読んで、もう明日の行き先がぐらつきだした。伊豆に行って、無事大型アゲハ類に出逢えるでしょうか。日原へ行けば、上記4種に逢えるらしいぞ…。

プチ遠征:小山田緑地

娘を連れての散歩。今日は学校が休みで午前中から出かけることが出来たので、いつもより少し遠出して小山田緑地へ向かった。しかし、11時頃には到着するつもりで家を出たのに、思った以上に渋滞&武相マラソンとやらにぶつかってしまい、到着した時は12時だった。

今日歩いたのは本園のみ。小山田の池~サービスセンター~芝生運動広場~みはらし広場というルートを往復した。しかし、蝶の姿はほとんど見られず、数が見られたのはモンシロチョウ・スジグロシロチョウ・モンキチョウ・キタキチョウ・ツマキチョウ・ベニシジミくらい。この子達はあちこちの陽地でチラチラと飛んでいた。

他には、風に吹かれて林間から陽地に舞い降りてきた小型で茶色の蝶。直感的にはミヤマセセリ?しかし、急いで植え込みを回り込んで近づいてみたが、既に飛び去った後で詳細未確認に終わった。

ツマキチョウの産卵 | Anthocharis scolymus
小山田緑地(東京都町田市) | 2010/04/29
ツマキチョウの産卵
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/620 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized&Edited)
Memo:ツマキチョウの♀が産卵行動をしていた。風が強くてびゅんびゅん揺れていたが、何とか粘って撮った。

越冬明けのクロコノマチョウ

もう帰ろうと小山田の谷を駐車場へ向かっていたら、向こうの方から妙に大きな枯葉色の蝶がバッサバッサと飛んでくる。「何だ?」と思ったのはほんの一瞬で、すぐにカメラを持って走り出した。「あんなのは越冬明けのクロコノマチョウしかいない!」

獲物は間違いなくクロコノマチョウで、最接近時には翅表面の特徴的な紋様が目に入った。かなりスレて薄くなっていたけど。が、小川を2度も跨ぎ越すなど、かなり粘って追跡したのにまったく翅を休めてくれず、そのまま藪を越えて林間に飛び去ってしまった。残念、証拠写真すらありません。

期待と不安

4月遠征計画に書いた通り、30日に休みを取っている。遠征先は伊豆半島の予定だ。ここ数日、ウェザーニュースの週間天気予報をハラハラしながら見ていたが、今見てみたら良い予報に変わっていた。

  • 週間天気予報(熱海) 週間天気予報(熱海)

だが、天気は良くても蝶がいなければ話にならない。噂だがギフチョウなどは例年より10日前後遅れた上に個体数が少なく、羽化不全なども多く見られるらしい。伊豆半島では、例年なら4月末には大型アゲハ類が出揃うと聞いており、それが今回のターゲットなのだが、大丈夫だろうか。

朝Field-4月26日

今朝も、昨日ジャコウアゲハの発生を確認した宿河原へ。何とか撮りたいもの。

昨日の今日で現地の様子は一変し、昨日はたった1頭だけだったジャコウアゲハの♂が、もう群れ飛び始めていた。その代わり、今朝は静止してくれる個体は皆無で、撮影ノーチャンス。仕方なくFC100のパスト連写で狙ったが、きちんと撮れた写真は無かった。

ジャコウアゲハ♂ | Atrophaneura alcinous
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/26
ジャコウアゲハ♂
CASIO EXILIM EX-FC100
8.86mm(51mm-Equiv.) ISO=320(Auto) SS=1/1000 分割測光 ±0EV WB=昼光 パスト連写
2816×2112 → 520×390(Resized)
Memo:証拠写真程度。
ツバメシジミ♂ | Everes argiades
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/26
ツバメシジミ♂
CASIO EXILIM EX-FC100
6.42mm(37mm-Equiv.) ISO=100(Auto) SS=1/640 分割測光 ±0EV WB=昼光
2816×2112 → 800×600(Resized)
Memo:パスト連写を使わずにFC100で撮影。割とよく撮れてる。

ツマキチョウ♂をちょうど捕まえた中年の採集者と少し話をした。本当は私も採集の方がやりたいんだけどねえ…。

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