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Field Notebook. (2008.07.22→2010.08.11)

ソテツ探索

この秋、首都圏沿岸部ではクロマダラソテツシジミの話題で持ちきりのようだ。私がこの話題を初めて知ったのは、このBlogからもリンクを張っている小畦川日記9月23日のエントリーで採り上げられたからです。

今日は、フィールドノートのtheclaさん、my蝶アルバムのgrassmonblueさんなどから情報をいただいて、最近東京に出現したクロマダラソテツシジミを見に行ってきました。
小畦川日記 : 東京進出のクマソ

この時点では特定場所での局地的発生のようだし、場所はぼかされていてはっきり分からないし、ということで「私には関係ない」と思っていました。

ところが続いて、探蝶逍遥記で千葉・房総半島南部での発生が報告されます。

シルビア狙いで出かけた房総半島。しかし、クマソと格闘する思わぬ展開にビックリしました。
探蝶逍遥記 : 房総半島のクロマダラソテツシジミ(10月11日)

東京、千葉と来れば神奈川でも…!? 検索してみたところ、すでに神奈川県内でも発生が確認されているようです。

横須賀市自然・人文博物館の内舩俊樹学芸員によると、9月24日に逗子市内で確認され、その後、横浜市金沢区から大磯町にかけて生息地が広がっているという。
ソテツ食い荒らすチョウ県内初確認、生息範囲拡大中/神奈川 : カナロコ — 神奈川新聞社

う~む、それでも発生地は沿岸部に偏っているようだ。ソテツなんてどこに行けばあるのか分からないし、やっぱり自分には関係ないかな…?と思いつつも気になるので、あちこちのBlogを巡りながら情報を探していた。そしてこんな情報を見つけた。

※クマソは本日青葉区でも見つかったそうだ。いよいよ神奈川内陸侵攻のようだ。そろそろ我が家の近くで見ることが出来るかもしれない。
フィールドノート : 2009年10月中旬 連休初日は湘南の・・・・

神奈川内陸侵攻!? しかも、このBlogエントリーは10月10日だ。この記事を見つけたのは22日ごろだったから、もう10日以上経ってる。

さらに、こんなのも見つけた。世田谷での発生記録です。

今日は温暖化の話。我が家の玄関前に放置してあった鉢植えのソテツが新しい葉を伸ばしている。その周りをシジミチョウが舞っており、普段見るシジミチョウと微妙に異なる舞い方に、また違った種類ではないかと思った。昨日、ソテツの葉がしおれている箇所を調べると幼虫がいた。ああ、やはり、クロマダラソテツシジミが繁殖していたのであった。
多摩川日記-Part2: ■クロマダラソテツシジミ幼虫 東京 世田谷

世田谷といっても広いが、同Blogの9月20日のエントリーに、次のようなコメントが投稿されていて、だいたいの場所が分かる。

実はあの後、お宅から920mほど離れた田園調布5丁目で、新芽が1本生えていたソテツに何と1♀がとまっていました。
多摩川日記-Part2: ■クロマダラソテツシジミ幼虫 いまだ発生止まず

田園調布5丁目と、そこから1km圏内の世田谷区といえば尾山台あたりでしょうか?いずれにせよ、そこから多摩川を渡れば等々力緑地ですから、もう私のテリトリー内です。どうやら「関係ない」と言っていると後悔することになりそうな状況なので、身近なソテツの在処だけでも把握しておいたほうが良さそうです。

出勤ルート上のソテツ探索

24日の出勤時、いつもよりゆっくり自転車を漕ぎながら、ルート上にソテツが見あたらないか探してみた。どこにでもある木ではないが、探してみると意外とあるものだと思った。

川崎市高津区の小学校敷地内
小学校敷地内のソテツ 小学校敷地内のソテツ?
うちの子どもの通っている学校とは、別の小学校。左のは間違いなくソテツだろうけど、右のでかいのは、どうも違う気がする。
川崎街道沿いの園芸店
園芸店のソテツ
園芸店の店頭にソテツがあった。
世田谷区喜多見と大蔵
喜多見の民家のソテツ 大蔵の公園のソテツ
左が喜多見の民家軒先、右が大蔵の公園で見つけたソテツ。この手前の狛江市内でも民家庭先に立派なソテツがあった。川崎市内よりも都内の方が庭付きの家が多いのでソテツ率が高い気がする。
砧の園芸会社のソテツ
砧の園芸会社のソテツ 砧の園芸会社のソテツ
この他にも何本かあって、ここのソテツは凄い。こんなとこで発生したら、とんでもないことになりそう。

さらに都心部に進むと、マンションやビルが多くなるのでソテツの植え込みは無くなったが、鉢植えのソテツがいくつか見つかった。

ぱっと見には、いずれも今のところ食害を受けている様子はなかった。もう10月終わりなのでいつまで発生するものか分からないが、しばらくの間定期的に様子を確認してみようと思う。

10月23日:3日連続で生田緑地のクロコノマチョウ

今朝も出勤途中に生田緑地へ立ち寄った。3日連続の生田緑地である。

昨日は会社に遅刻してしまったので、今朝はそんなことがないようにしなければならない。ところが、緑地に着いたのは昨日よりも5分遅かった。じゃあ、時間は5分しかないジャン。(結局10分ほど撮影したが、何とか間に合った)

今朝のクロコノマチョウ写真

クロコノマチョウの蛹

クロコノマチョウの蛹
日時:2009/10/23
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200 SS=1/125 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ちょっと注意して見てみたら、やはり抜け殻でない蛹が見つかった。よく考えたら、野外で見るタテハチョウ科の蛹は初めてかも。

クロコノマチョウ

クロコノマチョウ
日時:2009/10/23
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=400 SS=1/153 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
木道すぐ脇のジュズダマの葉上で静止していた絶好の被写体だったのに、寄りすぎて1枚も撮らないうちにパタパタと舞い上がらせてしまった。地上に降下した後で撮影。

クロコノマチョウ

クロコノマチョウ
日時:2009/10/23
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200 SS=1/104 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
翅裏が枯れ葉色の個体。翅裏での♂♀判定法は無いものでしょうか?

翅の伸びきっていないクロコノマチョウ

翅の伸びきっていないクロコノマチョウ
日時:2009/10/23
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=200 SS=1/97 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
翅がまだ伸びきっていない個体。それとも、羽化異常でしょうか?木道からちょっと距離があったので写りが小さいけれど、分かるでしょうか?拡大すると画質が悪かったのでトリミングはしなかった。

10月22日:生田緑地のクロコノマチョウ その2

21日に撮ったクロコノマチョウの写真が、やや薄暗い撮影環境で綺麗に撮れなかったので、出勤途中にもう一度行ってみた。時間の余裕はわずか10分。ところが、実際には20分近く撮影していて、会社に遅刻してしまった。

ということで、遅刻してまで撮影してきた写真を2点公開。

クロコノマチョウ

クロコノマチョウ
日時:2009/10/22
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=400 SS=1/540 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
翅裏が黒いタイプ。前エントリーの翅裏が黒いタイプの写真は、実際の色とはだいぶ違った感じに撮れてるのが判る。今回の写真の色の方が実際の色。以前から感じてはいたが、やはり RICOH R8 は暗所が苦手のようだ。

クロコノマチョウ(羽化直後)

羽化直後のクロコノマチョウ
日時:2009/10/22
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200 SS=1/30 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
撮影中から「翅の感じが他の個体と違うな」と思っていたのですが、よく見たら羽化したばかりの個体でした。足下に蛹の抜け殻が見えます。翅裏は枯れ葉色。まだ羽化のシーズンなんですね。ジュズダマの株周辺を丹念に探せば、羽化前の蛹ももしかしたら発見できるかも。

溝の口駅前のエノキ

昨冬、アカボシゴマダラ幼虫の越冬を観察した溝の口駅前のエノキ幼木だが、今年は夏にかなり食べ尽くされてしまったので枝に葉があまり残っていない。幼虫の姿も、ぱっと見には見当たらない。今年は越冬観察は無理なのかもしれない?

溝の口駅前のエノキ幼木の現況

10月21日:生田緑地のクロコノマチョウ

娘を連れての恒例の散歩。この日は生田緑地へ。もちろん、10月11日のリベンジで、ムラサキツバメが撮れればいいな、という淡い期待がありました。

噴水広場

この日、緑地に到着したのはちょうど15:00ごろ。やや日が傾きかけてきていたものの、天気も良いし、まだ充分明るくて暖かかったので、少しは蝶の姿が見られると思っていました。ところが、まっすぐに訪れた噴水広場にはムラサキツバメどころか、もうすでに蝶の姿はまったく無くなっていました。見事になーんにも居ません。…がっくり。

陽当たりの良い噴水広場で蝶をまったく見られなかったので蝶のことは完全に諦めましたが、本来の目的の散歩は続けました。奥の池から階段を登って伝統工芸館脇を通り、そのまま谷間の探勝路を下ってホタルの里へ向かいました。

ホタルの里

ホタルの里の水田周辺にはジュズダマの群落があります。7月10日にクロコノマチョウを初めて見つけたのが、このホタルの里でした。「さすがにもう幼虫は居ないだろう」と思いつつ、ジュズダマの群落を覗き込んでみたところ、秋になって見通しの良くなった根元の方で、蛹の抜け殻を複数見つけました。

クロコノマチョウの蛹(抜け殻) クロコノマチョウの蛹(抜け殻)

クロコノマチョウの蛹(抜け殻)
日時:2009/10/21
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 280×210(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:136mm-Equiv. ISO=800 SS=1/16(1枚目)、1/45(2枚目) 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ジュズダマの群落は何箇所かあるのですが、1箇所を大雑把に見ただけで抜け殻を4つも見つけました。真面目に探せばたくさん見つかりそうです。

さて、「もう良いや」と歩き始めたのですが、ふと木道から見下ろした地面の上に、不審な木の葉が目に留まりました。

「妙に黒いな…、形も蝶っぽく見えないこともない…」

半信半疑で木道上に転がっていた砂利をいくつか近くに投げ込んでみましたが、すぐ近くに落下してもピクリともしません。

「なんだ、やっぱり木の葉か」

と再び歩き始めた私の目に、今度こそ間違いなくクロコノマチョウの姿が目に留まりました。

「やった!」

大喜びで撮影を開始。しかもその1頭だけでなく、間もなく付近に3頭ほど別の個体を見つけました。さらに、先ほど砂利石を投げた不審な木の葉も、もう一度良く見たらクロコノマチョウでした。(笑

クロコノマチョウ

クロコノマチョウ
日時:2009/10/21
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=800 SS=1/64 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ターゲットはじっと静止していたけれども、撮影姿勢にちょっと無理があって手ブレが心配だったため、ISO感度を800にして撮影した。それでも、シャッタースピードは1/64までしか上がってない。撮れた写真はノイズだらけ。それでもBlog用に600×450pixelに縮小すれば見られないことはない…よね?翅裏の色は枯れ葉色。

クロコノマチョウ

クロコノマチョウ
日時:2009/10/21
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:36mm-Equiv. ISO=400 SS=1/16 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
上の個体と違って翅裏の色が黒い。翅裏の色が茶色の個体と黒い個体が居たが、♂♀の判定とは関係ないようだ。この写真は木道を降りて水田の畦から撮影。目に留まったこの個体に近づくために10mほど歩く間に、目に入っていなかったクロコノマチョウが3頭も飛び出した。思った以上に多数発生しているようだ。また、秋型の方が夏型よりも大型と図鑑にあるのは知っていたが、これほど大きいとは思っていなかったので、正直驚いた。

10月11日:生田緑地と多摩川中流域

10月11日(日)にまた午前半休が取れたので、前回調査に引き続き地元重視ということで、生田緑地と多摩川の中野島地先へ行ってきました。

今回は、前日までは3箇所の行き先候補を考えていました。

  1. 多摩川/中野島地先 (前回撮れなかったコムラサキ♂に期待)
  2. 多摩川/万願寺地先・谷地川合流点付近 (ツマグロキチョウに期待)
  3. 生田緑地 (ムラサキツバメに期待)

多摩川/万願寺地先と谷地川合流点付近は、多摩川の自然のニュース:2009年7月~9月によれば、多摩川流域では絶滅寸前のカワラケツメイの唯一(じゃなくて唯二ですね)の自生地だそうです。食草自体が絶滅寸前ということでツマグロキチョウが発生できているのか、心許ない部分もありますが、調査対象としては非常に価値が高そうです。但し、カワラケツメイ自生地のピンポイントの情報が無いので、午前半休程度では時間が足りなそうなのと、台風一過後間もなく河原の様子が心許ないので今回は見合わせました。

一方の生田緑地については、前日の10日にマンションのエントランスムラサキツバメの擦れ個体を見かけたせいで、急に気持ち的に盛り上がってきました。地図で見ると生田緑地と中野島は割と近いし、そのまま午後出社するのにルート的にもちょうど良いので、今回は「両方廻る」という予定にしました。

生田緑地

まずは生田緑地です。いつもは緑地中央部にある噴水池周辺は無視(プラネタリウムに立ち寄るだけ)なのですが、この付近はマテバシイが多いのを知っていたので、今回は真っ先に向かっていきました。

ムラサキシジミ♀

ムラサキシジミ♀
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/470 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ムラサキシジミが居ました。しかも、バッチリ翅を開いてくれました。昨年の秋にも一度撮っていますが、今回の方がずっと擦れの少ない綺麗な個体です。(噴水池付近)

ムラサキシジミの吸蜜

ムラサキシジミの吸蜜
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200 SS=1/500 中央重点測光 +0.7EV WB=昼光
Memo:
サザンカの花で吸蜜するムラサキシジミです。♂♀の判定は翅表面での判定法しか知らないので不明。(噴水池付近)

実は、同じポイントでムラサキツバメも1頭目撃しています。有尾であることをこの目でしっかり確認しつつカメラを構えたのですが、AF動作が終わらないうちに逃げられてしまいました。逃げられつつも、高所へ移動したムラサキツバメを粘り強く目で追い、再び降りてくるのを待っていたのですが、そこへ現れた邪魔者がウラギンシジミ♂。マテバシイの梢の上で占有行動を取っていた♂の1頭が、突然ムラサキツバメを追飛しはじめたので、あっという間にムラサキツバメは飛び去ってしまいました。その後、諦めきれずに30分以上もその場で粘っていましたが、結局戻ってきませんでした。残念!

ウラギンシジミ♀

ウラギンシジミ♀
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:66mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/310 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
10月4日に中野島地先で♀だけ翅を開いた構図で撮れてませんでしたが、今回生田緑地でバッチリ撮れました。ちょっと擦れ気味ですが。(噴水池付近)

ウラギンシジミ♂

ウラギンシジミ♂
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:94mm-Equiv. ISO=200 SS=1/810 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
今回撮ったウラギンシジミ♂の写真の中で一番気に入ったのがこれ。とっても可愛くてひょうきんな顔が撮れました。(浄水場通りの専修大学入口信号付近)

アカタテハ

アカタテハ
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200 SS=1/570 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ヒメアカタテハはよく見かけますが、アカタテハは久し振りに見ました。翅を一番開いてくれたこの写真をどうしても使いたかったので、カメラの影が入ってしまっていたのをトリミングしました。(噴水池付近)

ヒメアカタテハ

ヒメアカタテハ
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=400 SS=1/1620 中央重点測光 -0.7EV WB=昼光
Memo:
アカタテハとの見比べ用に。こうして並べて見ると、アカタテハは*赤黒い*と言っても過言じゃないほど紅色が濃いね。多摩川のサイクリングロードでも、時々*赤黒い*と感じるタテハが飛んでいるのに出逢うので、多摩川でもアカタテハを見ることは出 来そうだ。(西口駐車場付近)

天気が良かったので、雰囲気を変えて青空をバックに高所に停まった蝶を遠距離から撮ってみた。手振れが酷くて上手く撮れないので、いつもはこんな撮り方はしないのですが、今回は割とマシに撮れてるみたい。

ツマグロヒョウモン♀

ツマグロヒョウモン♀
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/620 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:サザンカの花で吸蜜するツマグロヒョウモン♀。(噴水池付近)

アオスジアゲハ

アオスジアゲハ
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=104(Auto) SS=1/189 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
サザンカの花で吸蜜するアオスジアゲハ。シャッタースピードが遅くてちょっとブレてる。(噴水池付近)

アオスジアゲハの飛翔

アオスジアゲハの飛翔
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/380 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
被写体ブレが酷いけど、割とタイミングが良かったので何とかアオスジアゲハに見える。(噴水池付近)

いつもの七草峠やホタルの里、谷間の探勝路の方も廻ったが、めぼしい写真は撮れなかった。予定では生田緑地は10:30~11:00までで多摩川に移動するつもりだったのに、噴水池付近で粘りすぎて出発したのは12時くらい。

多摩川/中野島地先・宿河原付近の土手

生田緑地で予定外に長時間過ごしてしまったので、多摩川では慌ただしい調査となった。まず訪れたのは、前回の調査地、中野島地先。前回見られなかったコムラサキの♂に期待して訪れましたが、♂どころかコムラサキ自体ほとんど見られない。柳の周囲を飛んでいるのを2頭ほど確認できただけで終了。1頭が高所に停まったのを青空をバックに1カットだけ撮影。

柳林周辺に繁茂したクズの上を前回はウラギンシジミやウラナミシジミが多数飛び交っていたが、今回はそれもまったく見かけない。柳林周辺は台風の増水時も中州になって水没していなかったように思われるのですが、それでも相当な影響を被ったようだ。

コムラサキ♀

コムラサキ♀
日時:2009/10/11
場所:多摩川/中野島地先(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=400 SS=1/620 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:シャッタースピードを上げるために意図的にISO設定値を上げてみた。

次に宿河原付近の土手に移動。残った時間を土手斜面を飛び交う蝶の撮影に費やす。モンキチョウ、キチョウ、モンシロチョウ、キタテハ、ヒメアカタテハ、ツマグロヒョウモン、ベニシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリなどのお馴染みの蝶ばかりだが、数が多いので華やかだ。大型の黒いアゲハが1頭、バッサバッサと飛びすぎていった。無尾に見えたが、遠目にも破損が酷くて判定不能だった。

モンシロチョウ

モンシロチョウ
日時:2009/10/11
場所:多摩川/宿河原付近の土手(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:155mm-Equiv. ISO=400 SS=1/760 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:逆光で翅の模様が透けて見える感じを狙ってみたが、イマイチだった。

キタテハ

キタテハ
日時:2009/10/11
場所:多摩川/宿河原付近の土手(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=400 SS=1/870 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
キタテハも陽を浴びて輝くと綺麗だ。ISO=400でも天候が良ければ充分使える写真が撮れるみたい。

ムラサキツバメ

[10月17日追記]
当初♂と書いてましたが、読み返していて「何かヘンだ」と思って図鑑で確認したところ、実際には♀でした。ムラサキシジミの♂♀判定方法で判定しちゃってました。(^^ゞ

マンションのエントランスホールにムラサキツバメ♀が迷い込んできていた。出社前の慌ただしい時間だったが、慌ててカメラを取り出して撮影した。(今日は午前半休で午後から出社だった)

今回のムラサキツバメで、北上4種すべてを市内または都内で目撃したことになる。撮影の方はナガサキアゲハがまだなので3種目です。こうなると、早くナガサキアゲハを撮りたいですね。もう今年は無理でしょうが…。

ムラサキツバメ♀

ムラサキツバメ♀

ムラサキツバメ♀
日時:2009/10/10
場所:川崎市高津区末長
サイズ:3456×2592 → 600×450(Resized)
カメラ:CASIO EXILIM EX-FC100
設定:37mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/20 マルチ測光 ±0EV WB=昼光 Flash=On
Memo:
エントランスホールは薄暗く、かつ窓枠に停まっていて逆光だったので最初はムラサキツバメとは判らなかった。Flashを焚いて撮影した結果を見て仰天。ムラサキツバメだ!

ムラサキツバメ♀

ムラサキツバメ♀
日時:2009/10/10
場所:川崎市高津区末長
サイズ:3456×2592 → 600×450(Resized)
カメラ:CASIO EXILIM EX-FC100
設定:37mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/15 マルチ測光 ±0EV WB=昼光 Flash=On
Memo:
続いて横向きになってくれた。ちょっと擦れてるけど、割とマシなんじゃない?

ムラサキツバメ♀

ムラサキツバメ♀
日時:2009/10/10
場所:川崎市高津区末長
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Edited)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200(Auto) SS=1/20 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
RICOH R8に持ち替えての撮影。充電してないので何枚撮れるか判らない。Flash OFFで±0EVと+0.7EVで何枚か撮ったけど、+0.7EVだとハイライトが白飛び気味になってしまった。±0EVだと逆に暗いので、Picasa3でシャドウ部を抑えつつ明るく補正。ちょっと尾状突起が切れちゃってるけど、これが一番マシに撮れていた。

ムラサキツバメ♀

ムラサキツバメ♀
日時:2009/10/10
場所:川崎市高津区末長
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=400 SS=1/16 中央重点測光 +0.7EV WB=昼光
Memo:
翅を開いてくれた!時間を気にしつつR8とEX-FC100を持ち替えながら激写。翅を開いてみたら、この子ボロボロでした…。

ムラサキツバメ♀

ムラサキツバメ♀
日時:2009/10/10
場所:川崎市高津区末長
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200(Auto) SS=1/12 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ガラス面に停まってるから、反対側へ回ればお腹が撮れるぞ!ということで回り込んだ。背後から撮影していた時は割とおとなしかったのに、腹側へ回ったらガラス越しなのに逃げる逃げる。(明るいからか?) なんとかお腹側が撮れたが、翅は開いてくれなかった。時間切れで The End 。

10月4日:多摩川調査(中野島地先)

9月22日の多摩川視察というエントリを書いてから、だいぶ間が開いてしまいましたが、ようやく取れた午前半休を使って、多摩川の河原の調査・撮影に行ってきました。いつもの日帰り遠征と違って「午前中限定」という時間制限があったにもかかわらず、往復の時間が不要な分かえって時間的な余裕はあって充実していました。…やっぱり、今後はもう少し近場の調査にも精力を傾けよう、と思った一日でした。

ウラギンシジミ

ウラギンシジミ♂

ウラギンシジミ♂
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=154(Auto) SS=1/250 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
ウラギンシジミの♂はクズの周辺をさかんに飛び交っている姿が多数見られるが、互いに追飛しあうのでなかなか静止してくれない。ようやく撮れた翅を開いた1枚。

ウラギンシジミ♂

ウラギンシジミ♂
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/290 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:こちらは翅を閉じたの1枚。クズの葉に舞い降りても、じっと静止せずにツツツ…と滑るように歩き回る様子が面白い。

ウラギンシジミ♀

ウラギンシジミ♀
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/440 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
♀は♂に比べてあまり飛び回らないようで、目に付く数は少ない。欲を言えば♂の写真と同じくらい翅を開いた構図で撮りたかったんだけど。

ウラギンシジミ♀

ウラギンシジミ♀
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/270 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:葉裏に静止した♀。露出を+方向に補正すべきだったかも。

ウラナミシジミ

ウラナミシジミ♂

ウラナミシジミ♂
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=200(Auto ) SS=1/250 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
クズの周辺ではウラナミシジミの姿も多く、数だけならウラギンシジミよりも多かったように思われる。翅を半開きにして静止している♂。

ウラナナミシジミ

ウラナミシジミ(雌雄不明)
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Edited)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=119(Auto) SS=1/250 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
翅を閉じているところ。Picasa3でシャドウ部を若干持ち上げながら、色温度を下げる調整をかけた。

コムラサキ

コムラサキ♀

コムラサキ♀
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=183(Auto) SS=1/189 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
誰が仕掛けたのか、柳の木に放置された変色しきったバナナトラップにコムラサキ♀が吸汁に訪れていた。

コムラサキ♀

コムラサキ♀
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=200(Auto) SS=1/84 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
上と同じ個体が翅を開いたところ。バナナトラップが汚すぎて、絵的に美しくないのが残念。

コムラサキ♀

コムラサキ♀
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:120mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/270 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
慣れてくると、梢を飛び回る個体も目に入るようになってきた。低い枝に降りてきた、翅のすっかり痛んだ♀。

コムラサキ♀

コムラサキ♀
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/250 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
梢を飛び回る個体の中には♂も居たのでしょうが、撮れたのはすべて♀でした。今度は♂の姿を拝みたいですね。

その他の蝶たち

アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラ
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:59mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/203 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
土手側の雑木林周辺にはアカボシゴマダラも多い。吸水中のアカボシゴマダラ。吸水してるのだから、♂か?

キタテハ(秋型)

キタテハ(秋型)
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=154(Auto) SS=1/250 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
街中で見かけることはあまりないが、河原ではかなり多産しているようだ。

柳の樹液を吸汁中のルリタテハ

柳の樹液を吸汁中のルリタテハ
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=200(Auto) SS=1/153 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
柳の樹液にルリタテハが来ていた。綺麗な個体だったので、寄って撮ろうとしたが逃げられた。

ヒメアカタテハ

ヒメアカタテハ
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/380 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
河原の砂地に各種のおもちゃが入った籠が放置されていた。どうやら吸水中らしい。ということは、これも♂か?

ベニシジミ

ベニシジミ
日時:2009/10/04
場所:川崎市多摩区中野島地先(多摩川河原)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/380 マルチ測光 ±0EV WB=Auto
Memo:
ベニシジミよりもヤマトシジミの方が多かったですが…、綺麗な個体だったので撮っておきました。

他には、イチモンジセセリ、キチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、アゲハ、などが見られました。いずれも普通種ですが、数多いので意外に楽しめます。今年はなにしろ、はるばる遠征しても蝶の姿がほとんど見られない、というパターンが多かったからね。次は10月11日にも午前半休を取っているので、もう一度多摩川に来るか、今度は生田緑地あたりをじっくり歩いてみるか、思案中です。

ツゲノメイガ

ツゲノメイガ♂

ツゲノメイガ♂
日時:2009/10/01
場所:渋谷区道玄坂
サイズ:600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:Flash Off
Memo:
渋谷のど真ん中にあるビルのエレベーターホールに迷い込んできた。まあ、植樹の柘植はどこにでもあるしね…。同定は【みんなで作る日本産蛾類図鑑V2】ツゲノメイガのページを参考にした。

宿河原(多摩川土手)のジャコウアゲハのその後 Part.2

昨日うまく撮れていなかったので、今朝もジャコウアゲハの幼虫を撮りに行きました。蛹も見つけたかったのですが…、やはり見つかりませんでした。

サイクリングロードを横断中

サイクリングロードを横断中の幼虫
日時:2009/09/25
場所:川崎市高津区宇奈根(多摩川土手)
サイズ:600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
Memo:
蛹化場所を求めて脱走中の終齢幼虫でしょうか。撮影後、落ち葉に移らせてから安全地帯に移動させました。

ジャコウアゲハ幼虫(1)

ジャコウアゲハ幼虫(1)
日時:2009/09/25
場所:川崎市多摩区宿河原(多摩川土手)
サイズ:600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:+0.7EV
Memo:
+方向に露出補正したら良い感じに撮れたので、今日はこの設定で行くことにする。左上の方にもう1頭写っている。

ジャコウアゲハ幼虫(2)

ジャコウアゲハ幼虫(2)
日時:2009/09/25
場所:川崎市多摩区宿河原(多摩川土手)
サイズ:600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:+0.7EV
Memo:昨日は十数頭と書いたが、よく見るともっと居るようだ。

ジャコウアゲハ幼虫(3)

ジャコウアゲハ幼虫(3)
日時:2009/09/25
場所:川崎市多摩区宿河原(多摩川土手)
サイズ:600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:+0.7EV
Memo:
他のアゲハ類と比べて特異な形状をしている。色合いは地味なようでいて、よく見ると微妙な紋様があって非常に美しい。

若齢幼虫の集団

若齢幼虫の集団
日時:2009/09/25
場所:川崎市多摩区宿河原(多摩川土手)
サイズ:600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:+0.7EV
Memo:3頭仲良く並んでいた。

ウマノスズクサ群落

ウマノスズクサ群落
日時:2009/09/25
場所:川崎市多摩区宿河原(多摩川土手)
サイズ:600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
Memo:
露出補正なし。今朝初めて気付いたのだが、宇奈根付近のウマノスズクサはもっと疎らで、他の植物の方がずっと優勢だ。それに比べると宿河原の舟島稲荷神社付近はウマノスズクサの密度が非常に高いようだ。

昨日終齢と思われる幼虫は確認できなかったと書いた。ジャコウアゲハの幼虫はPapilio属のアゲハ達と違って終齢幼虫になっても形態に大きな変化がないので今ひとつはっきりしないのだが、少なくとも8月下旬の草刈り前に見かけた終齢幼虫に比べるとひとまわり小さい気はする。但し、Papilio属のアゲハでも越冬して春型になる個体は夏型に比べてひとまわり小さい。…どうも既に終齢に達している個体も居るような気がしてきた。

宿河原(多摩川土手)のジャコウアゲハのその後

今朝も多摩水道橋/世田谷通り経由で自転車通勤。但し、今朝は10分くらいしか時間の余裕が無く河原へ降りるのは無理だったので、土手上のサイクリングコースで今一番l個体数の多いモンキチョウでも撮ろうかと思ってました。ところが、今朝は天気がとても良かったのに何故かモンキチョウが少ない。いや、実際には充分多いんだけど、2日前と比べたらずいぶん少ない。なんでだろ?

と、思っているうちに、8月下旬に草刈りされた宿河原の舟島稲荷神社付近の土手でウマノスズクサがだいぶ伸びてきているのを確認。ジャコウアゲハの幼虫・蛹探索に切り替えました。

無事ジャコウアゲハ幼虫を確認

約100mほどの範囲を土手の上下(サイクリングコースと多摩沿線道路)から探索したところ、斜面に踏み込まなくても十数頭の幼虫を確認できた。斜面に踏み込めばもっと多数見ることは出来たであろうが、同時に踏みつぶす恐れも大きいので実施しなかった。

若齢~中齢幼虫が多く、終齢と思われる幼虫、蛹は確認できなかった。草刈り前に成虫が乱舞していたのは8月中旬だったから、当時産卵されていたものにしては発育が遅い気がする。現在育っている幼虫は草刈り後に残った/戻ってきた♀が産卵した卵から孵化した幼虫ではないだろうか。

ジャコウアゲハ幼虫(1)

ジャコウアゲハ幼虫(2)

ジャコウアゲハ幼虫(3)

ジャコウアゲハ幼虫(3枚とも)
日時:2009/09/24
場所:川崎市多摩区宿河原(多摩川土手)
サイズ:600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
Memo:
急いで撮ったのでアングルとかは超適当。実際、肝心の幼虫にピントが合わずに葉にピントが合っている写真多数。もっかい撮り直したほうがマシ。

とりあえず、あのタイミングで草刈りが入っても大丈夫らしいことは確認できた。考えてみれば毎年花火大会前には草刈りが入っているはずですね。

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