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散策:日原(5月9日)

GW中に「新治市民の森」や「生田緑地」へ出掛けているうちに気持ちが抑えられなくなり、一日休暇を取って独りで山へ行くことにしました。GW明けの5月中旬といえば、奥多摩や奥武蔵の低山帯ならちょうど春の昆虫シーズンのピークでしょう。今回は特にウスバシロチョウとミヤマカラスアゲハにターゲットを絞って行き先を決めることにしました。

目的地の選定

昆虫採集を趣味にしていた20数年前、GWに毎年のように通っていたのは奥武蔵の吾野・伊豆ヶ岳周辺です。山麓にはウスバシロチョウの飛び交う耕作地(果樹園など)が点在し、大型アゲハ類の集まる民家の庭先のツツジや沢筋など、どのへんに何があるのか、20数年前の記憶とはいえだいたい頭に入っています。それに、ミヤマカラスアゲハの有名産地でもあります。最初はここへ行こうかと考えていました。

しかし、どうしても心に引っ掛かったことがひとつありました。それは、

有名産地のはずなのに、ミヤマカラスアゲハに出逢ったことがない。

コレです。20数年前に私が出逢ったのはどれもカラスアゲハだったのです。20年越しの念願ですが、今度こそミヤマカラスアゲハに出逢いたい。ということで改めてインターネットで情報を収集し、特に下記の2サイトの情報を参考に日原を目的地に選びました。日原へ行くのは初めてです。

成果1:ウスバシロチョウ

ウスバシロチョウギフチョウと並ぶSpring ephemeralの代表種で、年1化なのでこの時期にしか出逢えません。名前に「薄羽」とあるように半透明の薄衣のような翅を持ち、非常に儚げで可憐な印象の蝶で、私の最も好きな蝶のひとつです。日原は想像していたよりも山奥だったので少し心配になったのですが、東日原付近の斜面(耕作地)で割とまとまった数のウスバシロチョウを見ることが出来ました。ふわりふわりと飛ぶこの蝶は飛翔写真も撮りやすそうな気がしたのですが、それは無理でした。その代わりに♂♀の
交尾シーンを撮ることが出来ました。

ウスバシロチョウの吸蜜

<ウスバシロチョウ>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:
タンポポで吸蜜中。

ウスバシロチョウの吸蜜

<ウスバシロチョウ>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:
ドウダンツツジで吸蜜中。

ウスバシロチョウの吸蜜

<ウスバシロチョウ>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:
翅を開いたところも撮りたかったのだが、なかなか翅を開いてくれない。まともに撮れた中ではこれが一番開いた状態。

ウスバシロチョウの交尾

<ウスバシロチョウの交尾>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:
♂が♀を追飛したかと思ったら、あっという間に2頭もつれて草群に転がり込んだ。(というか、襲いかかった。ほとんど強姦状態)

ウスバシロチョウの交尾

<ウスバシロチョウの交尾>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:
草や枯れ枝が邪魔なので、そーっと手で持ち上げて場所を移動させてみた。夢中なので、それでも逃げない。

ウスバシロチョウの交尾

<ウスバシロチョウの交尾>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:
体勢を入れ替えて落ち着いたところ。図鑑やインターネット上でよく見る交尾シーンとは身体の向きが違う。ちゃんと交尾できてるのかな、これ。

成果2:ミヤマカラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハは、エメラルドやサファイア色に輝く翅を持つ美麗な蝶で、5月頃に見られる春型は特に美しいとされる蝶です。私がかって毎年通った吾野・伊豆ヶ岳周辺も有名産地のはずなのに、一度も出逢えずに終わった念願の蝶です。

今回は日原鍾乳洞から上の小川谷林道において、20年越し念願のミヤマカラスアゲハを見ることが出来ました。(感激です)

まず、日原鍾乳洞からすぐのキャンプ場の川原に下りたところ、向こうの方から黒いアゲハがこちらへ向かって飛んできます。但し、その後ろから捕虫網をもって追いかけてくる男性のおまけ付きでした。その個体は私の目の前まで来たところで男性の網の中に捕らえられたのですが、覗き込んでみたところ後翅裏面のイエローバンドも目に眩しいミヤマカラスアゲハの美しい個体でした。小学生の息子さん連れだったその男性は「3匹目です」と仰っていました。実に羨ましい。

実は、はっきりとミヤマカラスアゲハと断定できる個体を目撃したのは、これっきりでした。 :-!
ほかにも2頭ほど、小川谷林道の路上でミヤマカラスアゲハらしき蝶の姿を目撃しましたが、カラスアゲハとはっきり区別できるほど近くまでは近寄れませんでした。当然、撮影できたのは「0」です。

悔しかったので、死骸写真ですが、小川谷林道の道端に落ちていたミヤマカラスアゲハと断定できる個体の証拠写真を撮っておきました。

ミヤマカラスアゲハの亡骸写真(裏面)

<ミヤマカラスアゲハ(亡骸)>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:小川谷の林道上に落ちていた亡骸写真。翅は痛んでいるが、後翅裏面の黄色帯は鮮明に確認できる。

ミヤマカラスアゲハの亡骸写真(表面)

<ミヤマカラスアゲハ(亡骸)>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:
こちらは表面。

その他の蝶

当日は、実は期待したほど蝶の姿を見ることは出来ませんでした。これなら、20数年前の吾野・伊豆ヶ岳周辺の方が蝶の姿は多かった。まあ、私が予想していた以上に山奥な環境だったので、ちょっと時期が早すぎたのでしょう。日原の場合、GW明け直後よりも5月中〜下旬の方が時期的に良さそうです。

それでもサカハチチョウの姿は比較的多く、1日を通して最も普通に見られました。その他には、東日原周辺でアゲハ、モンキチョウ、キチョウなどの姿が見られ、日原鍾乳洞から上の小川谷林道ではコミスジのほかにキベリタテハの越冬個体を3頭目撃しました。夏の終わりに行けば
新鮮なキベリタテハに出逢えそうです。

なお、青梅線の古里駅や鳩の巣駅付近であれば、オナガアゲハなどが飛んでいるのを車窓から確認しています。

サカハチチョウ(春型)

<サカハチチョウ(春型)>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8

サカハチチョウ(春型)

<サカハチチョウ(春型)>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8

コミスジ

<コミスジ>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8

その他の昆虫

ハナムグリの一種

<ハナムグリの一種>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8

蛾の仲間

<蛾の仲間>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8

オトシブミの揺籃

<オトシブミの揺籃>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8

ツバメの営巣

東日原の集落にはちょうどツバメが渡ってきたところのようで、日原診療所の軒下で数十羽のツバメが営巣を開始していた。もっとも、どのカップルもこの日作り始めたばかりのようで、巣が形になっているものは皆無。一羽が泥を確保しに出ている間、もう一羽が壁のスペースを横取りされまい、というかのように頑張っている。

営巣を開始したツバメ

<営巣を開始したツバメ>
撮影日:2009/05/09
撮影場所:日原(東京都西多摩郡奥多摩町)
画像サイズ:360×270
撮影機器:RICOH R8
memo:
相方は巣作り用の材料(泥)を探しに出掛けている間、こうして軒下の一角を確保して頑張っている。

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