Home > 西丹沢 > 西丹沢:大又沢林道 (同定に自信が持てない蝶3種)

西丹沢:大又沢林道 (同定に自信が持てない蝶3種)

西丹沢:大又沢林道遠征の続きです。

3種ほど、ちょっと同定に自信の持てない蝶が撮れました。どなたか、ご教示いただけないでしょうか。

これはスジグロチャバネセセリ?

大又沢分岐でキリシマミドリシジミを目撃する直前、この日2番目に現れたのが小柄で凄く可愛いセセリ。これはスジチャかヘリチャに違いない!と大喜びで撮影。

スジグロチャバネセセリ? | Thymelius leonius leonius
西丹沢(世附・浅瀬(神奈川県山北町) | 2010/08/06
スジグロチャバネセセリ?
RICOH R8
15.1mm/85mm-equiv. ISO=400 SS=1/64 F4.59
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:ちっこくて目がくりっとしていて超可愛い。これはスジチャ?ヘリチャ?それともヒメキマダラセセリ?

翅の裏面しか撮れなかったので、スジグロチャバネセセリとヘリグロチャバネセセリばかりか、ヒメキマダラセセリとの同定も困難でした。図鑑で見ても翅表面での同定方法しか書いてない!!!

あちこち検索して、翅裏面での同定ポイントらしきものを3つほど見つけてきました。(あちこちのBlogからの寄せ集めです)

  1. 翅外縁部の色。(ヘリチャはやや白く、スジチャは地色とほぼ同じ)
  2. 後翅に斑紋が薄く浮き出るかどうか。(ヘリチャ、ヒメキマは出るが、スジチャは出ない)
  3. 後翅中室の区切り線。(区切り線でどう見分けるのかはっきり書いてないが、ヒメキマだと斜めの区切り線が出る?)

上記寄せ集めの同定ポイントによる私的同定結果は次のとおり。

  1. ヘリチャではない。(スジチャかヒメキマのどっちか)
  2. 斑紋出てない。スジチャ?
  3. 斜めの区切り線が有るように見える。ヒメキマ?

結局分からない。とりあえず3つめの区別点がいまいち曖昧なので、2つめまでの区別点を採用してスジチャ?としておきました。でも、全く自信がありませんので、どなたか是非ご教示下さい。

それにしても、セセリってアップで見ると何て可愛いんでしょうねえ。ちなみに、セセリは上の1頭の他にもう1頭だけ見られました。こっちのはヒメキマダラセセリで同定確定だと思います。

ヒメキマダラセセリ | Ochlodes ochraceus ochraceus
大又沢林道(神奈川県山北町) | 2010/08/06
ヒメキマダラセセリ
RICOH R8
35.4mm/200mm-equiv. ISO=383 SS=1/189 F5.28
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 2400×1800(Trimmed) → 800×600(Resized)
Memo:ピントが合ってませんが、すぐに逃げられて1枚しか撮れなかったのでご容赦。翅表が見えればこうして同定できるんですけどねえ。

これはアサマイチモンジ?

地蔵平の入口の流水で吸水中のイチモンジチョウ。いつも見るのより大型で超新鮮だぞ、と念入りに撮影してきました。後でよく見たら、これもしかしてアサマイチモンジ?

アサマイチモンジ? | Limenitis glorifica
大又沢林道(神奈川県山北町) | 2010/08/06
アサマイチモンジ?
RICOH R8
15.1mm/85mm-equiv. ISO=100 SS=1/380 F4.59
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:開翅吸水中。アサマイチモンジの区別点である白斑がはっきり出ている。

アサマイチモンジ

RICOH R8
35.4mm/200mm-equiv. ISO=100 SS=1/810 F6.28
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:閉翅吸水中。裏面には何故かイチモンジチョウの特徴である白斑が出ているように見える。さて、どっちだ?

一番鮮明に写っている写真を出したので2枚の写真の撮影時刻が50分もずれていますが、たぶん同じ個体です。2つの区別点でよりはっきり出てるのは表面の方だと思ったのでアサマイチモンジ?としました。しかし、アサマイチモンジは初見なので少しだけ自信がありません。こちらについてもどなたかご教示下さい。

これはウラギンスジヒョウモン?

ミヤカラに逢えないまま地蔵平まで歩くことになったので三国峠移動は諦めた。そこで、帰路途中に河原が草原状になっているところで林道から降りてみた。そうしたら、葉裏で休息中のヒョウモンを発見。んん?これ、もしかしてウラギンスジヒョウモン?

ウラギンスジヒョウモン? | Argyronome laodice japonica
大又沢林道(神奈川県山北町) | 2010/08/06
ウラギンスジヒョウモン?
RICOH R8
35.4mm/200mm-equiv. ISO=161 SS=1/330 F5.28
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光 Flash=ON
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:前翅外縁部の形状はあまり丸くなくてオオウラギンスジヒョウモンっぽいけど、前翅裏面に微妙に白斑が出てる気がする。この白斑ってウラギンスジヒョウモンの特徴じゃなかったっけ?さて、どっちだ?

ウラギンスジヒョウモン?

RICOH R8
15.1mm/85mm-equiv. ISO=100 SS=1/310 F4.59
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:しつこく撮影していたら動き出して葉面へ。

ウラギンスジヒョウモン?

RICOH R8
15.1mm/85mm-equiv. ISO=100 SS=1/217 F4.59
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:そのうち、半開翅だが表面も撮影できた。前翅端に三角の白斑があるから、どっちにしても♀であることは確定。

前述のキリシマミドリシジミを撮影に来られていた方にちょっと見ていただいたところ、前翅の形状からオオウラギンでは?とのご意見でした。確かに前翅裏面の白斑は超微妙な感じですよね。でも、図鑑だとこの超微妙な白斑すら出ないのがオオウラギンに見えます。なのでまったく自信が持てないまま一応ウラギン?としています。どなたか、是非ご教示お願いします。

(さらに続く)

Comments:4

ゆたか 10-08-14 (土) 23:32

こんばんは! どれも綺麗で見てて気持いいです。(^^♪ スジグロチャバネセセリ、アサマイチモンジ、ウラギンスジヒョウモン♀でいいと思います。 明後日どこへ行こうか悩み中。 日原で今まで2回しか見てないツマジロウラジャノメを狙うか、富士山でたくさんのヒョウモンと戯れるか。 一般人は月曜でも盆休みの可能性があるから富士山は混むかなぁ? 7:3で日原か!(^^)v 行きますか? 携帯アド貼っておきましたので都合の合いそうな時はメール下さい。月曜限定です・・・。

garuda 10-08-16 (月) 5:03

どうもうまくメールが送れないようなので、コメントにて失礼します。 お誘いの件ですが、今回は予定が合わないので失礼させていただきます。 またの機会にお誘いいただけると嬉しいです。

19日に出社したら、勤務先のメールアドレスからもう少し詳しい話をメールします。

garuda 10-08-16 (月) 4:50

ゆたかさん、コメントありがとうございます。 お誘いの件は、別にメールします。

3種とも同定に太鼓判いただけてうれしいです。 Tag付け保留にしてましたが、これで胸張って付けていいかな。 ところで、私があちこちのBlogのコメ欄等から寄せ集めてきたスジチャ翅裏同定ポイントの3つですが、どの程度信用できそうでしょう?あれで覚えちゃって良いのかどうか…。

ゆたか 10-08-16 (月) 23:34

同定ポイント、ヘリグロの裏だけは見たことないので何とも言えませんが、たぶん色が少し濃いと思います。 スジグロとヒメキマダラは明るい茶色ですがヒメはスジグロほど筋がハッキリしてません。 何回か撮れば違いは判ると思いますよ!(^.^)

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://wp.devgiri.org/183/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
西丹沢:大又沢林道 (同定に自信が持てない蝶3種) from Field Notebook. (2008.07.22→2010.08.11)

Home > 西丹沢 > 西丹沢:大又沢林道 (同定に自信が持てない蝶3種)

Search
Feeds
Meta

Return to page top