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生田緑地 Archive

10月21日:生田緑地のクロコノマチョウ

娘を連れての恒例の散歩。この日は生田緑地へ。もちろん、10月11日のリベンジで、ムラサキツバメが撮れればいいな、という淡い期待がありました。

噴水広場

この日、緑地に到着したのはちょうど15:00ごろ。やや日が傾きかけてきていたものの、天気も良いし、まだ充分明るくて暖かかったので、少しは蝶の姿が見られると思っていました。ところが、まっすぐに訪れた噴水広場にはムラサキツバメどころか、もうすでに蝶の姿はまったく無くなっていました。見事になーんにも居ません。…がっくり。

陽当たりの良い噴水広場で蝶をまったく見られなかったので蝶のことは完全に諦めましたが、本来の目的の散歩は続けました。奥の池から階段を登って伝統工芸館脇を通り、そのまま谷間の探勝路を下ってホタルの里へ向かいました。

ホタルの里

ホタルの里の水田周辺にはジュズダマの群落があります。7月10日にクロコノマチョウを初めて見つけたのが、このホタルの里でした。「さすがにもう幼虫は居ないだろう」と思いつつ、ジュズダマの群落を覗き込んでみたところ、秋になって見通しの良くなった根元の方で、蛹の抜け殻を複数見つけました。

クロコノマチョウの蛹(抜け殻) クロコノマチョウの蛹(抜け殻)

クロコノマチョウの蛹(抜け殻)
日時:2009/10/21
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 280×210(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:136mm-Equiv. ISO=800 SS=1/16(1枚目)、1/45(2枚目) 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ジュズダマの群落は何箇所かあるのですが、1箇所を大雑把に見ただけで抜け殻を4つも見つけました。真面目に探せばたくさん見つかりそうです。

さて、「もう良いや」と歩き始めたのですが、ふと木道から見下ろした地面の上に、不審な木の葉が目に留まりました。

「妙に黒いな…、形も蝶っぽく見えないこともない…」

半信半疑で木道上に転がっていた砂利をいくつか近くに投げ込んでみましたが、すぐ近くに落下してもピクリともしません。

「なんだ、やっぱり木の葉か」

と再び歩き始めた私の目に、今度こそ間違いなくクロコノマチョウの姿が目に留まりました。

「やった!」

大喜びで撮影を開始。しかもその1頭だけでなく、間もなく付近に3頭ほど別の個体を見つけました。さらに、先ほど砂利石を投げた不審な木の葉も、もう一度良く見たらクロコノマチョウでした。(笑

クロコノマチョウ

クロコノマチョウ
日時:2009/10/21
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=800 SS=1/64 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ターゲットはじっと静止していたけれども、撮影姿勢にちょっと無理があって手ブレが心配だったため、ISO感度を800にして撮影した。それでも、シャッタースピードは1/64までしか上がってない。撮れた写真はノイズだらけ。それでもBlog用に600×450pixelに縮小すれば見られないことはない…よね?翅裏の色は枯れ葉色。

クロコノマチョウ

クロコノマチョウ
日時:2009/10/21
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:36mm-Equiv. ISO=400 SS=1/16 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
上の個体と違って翅裏の色が黒い。翅裏の色が茶色の個体と黒い個体が居たが、♂♀の判定とは関係ないようだ。この写真は木道を降りて水田の畦から撮影。目に留まったこの個体に近づくために10mほど歩く間に、目に入っていなかったクロコノマチョウが3頭も飛び出した。思った以上に多数発生しているようだ。また、秋型の方が夏型よりも大型と図鑑にあるのは知っていたが、これほど大きいとは思っていなかったので、正直驚いた。

10月11日:生田緑地と多摩川中流域

10月11日(日)にまた午前半休が取れたので、前回調査に引き続き地元重視ということで、生田緑地と多摩川の中野島地先へ行ってきました。

今回は、前日までは3箇所の行き先候補を考えていました。

  1. 多摩川/中野島地先 (前回撮れなかったコムラサキ♂に期待)
  2. 多摩川/万願寺地先・谷地川合流点付近 (ツマグロキチョウに期待)
  3. 生田緑地 (ムラサキツバメに期待)

多摩川/万願寺地先と谷地川合流点付近は、多摩川の自然のニュース:2009年7月~9月によれば、多摩川流域では絶滅寸前のカワラケツメイの唯一(じゃなくて唯二ですね)の自生地だそうです。食草自体が絶滅寸前ということでツマグロキチョウが発生できているのか、心許ない部分もありますが、調査対象としては非常に価値が高そうです。但し、カワラケツメイ自生地のピンポイントの情報が無いので、午前半休程度では時間が足りなそうなのと、台風一過後間もなく河原の様子が心許ないので今回は見合わせました。

一方の生田緑地については、前日の10日にマンションのエントランスムラサキツバメの擦れ個体を見かけたせいで、急に気持ち的に盛り上がってきました。地図で見ると生田緑地と中野島は割と近いし、そのまま午後出社するのにルート的にもちょうど良いので、今回は「両方廻る」という予定にしました。

生田緑地

まずは生田緑地です。いつもは緑地中央部にある噴水池周辺は無視(プラネタリウムに立ち寄るだけ)なのですが、この付近はマテバシイが多いのを知っていたので、今回は真っ先に向かっていきました。

ムラサキシジミ♀

ムラサキシジミ♀
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/470 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ムラサキシジミが居ました。しかも、バッチリ翅を開いてくれました。昨年の秋にも一度撮っていますが、今回の方がずっと擦れの少ない綺麗な個体です。(噴水池付近)

ムラサキシジミの吸蜜

ムラサキシジミの吸蜜
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200 SS=1/500 中央重点測光 +0.7EV WB=昼光
Memo:
サザンカの花で吸蜜するムラサキシジミです。♂♀の判定は翅表面での判定法しか知らないので不明。(噴水池付近)

実は、同じポイントでムラサキツバメも1頭目撃しています。有尾であることをこの目でしっかり確認しつつカメラを構えたのですが、AF動作が終わらないうちに逃げられてしまいました。逃げられつつも、高所へ移動したムラサキツバメを粘り強く目で追い、再び降りてくるのを待っていたのですが、そこへ現れた邪魔者がウラギンシジミ♂。マテバシイの梢の上で占有行動を取っていた♂の1頭が、突然ムラサキツバメを追飛しはじめたので、あっという間にムラサキツバメは飛び去ってしまいました。その後、諦めきれずに30分以上もその場で粘っていましたが、結局戻ってきませんでした。残念!

ウラギンシジミ♀

ウラギンシジミ♀
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:66mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/310 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
10月4日に中野島地先で♀だけ翅を開いた構図で撮れてませんでしたが、今回生田緑地でバッチリ撮れました。ちょっと擦れ気味ですが。(噴水池付近)

ウラギンシジミ♂

ウラギンシジミ♂
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:94mm-Equiv. ISO=200 SS=1/810 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
今回撮ったウラギンシジミ♂の写真の中で一番気に入ったのがこれ。とっても可愛くてひょうきんな顔が撮れました。(浄水場通りの専修大学入口信号付近)

アカタテハ

アカタテハ
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=200 SS=1/570 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
ヒメアカタテハはよく見かけますが、アカタテハは久し振りに見ました。翅を一番開いてくれたこの写真をどうしても使いたかったので、カメラの影が入ってしまっていたのをトリミングしました。(噴水池付近)

ヒメアカタテハ

ヒメアカタテハ
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=400 SS=1/1620 中央重点測光 -0.7EV WB=昼光
Memo:
アカタテハとの見比べ用に。こうして並べて見ると、アカタテハは*赤黒い*と言っても過言じゃないほど紅色が濃いね。多摩川のサイクリングロードでも、時々*赤黒い*と感じるタテハが飛んでいるのに出逢うので、多摩川でもアカタテハを見ることは出 来そうだ。(西口駐車場付近)

天気が良かったので、雰囲気を変えて青空をバックに高所に停まった蝶を遠距離から撮ってみた。手振れが酷くて上手く撮れないので、いつもはこんな撮り方はしないのですが、今回は割とマシに撮れてるみたい。

ツマグロヒョウモン♀

ツマグロヒョウモン♀
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/620 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:サザンカの花で吸蜜するツマグロヒョウモン♀。(噴水池付近)

アオスジアゲハ

アオスジアゲハ
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=104(Auto) SS=1/189 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
サザンカの花で吸蜜するアオスジアゲハ。シャッタースピードが遅くてちょっとブレてる。(噴水池付近)

アオスジアゲハの飛翔

アオスジアゲハの飛翔
日時:2009/10/11
場所:生田緑地(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=100(Auto) SS=1/380 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
被写体ブレが酷いけど、割とタイミングが良かったので何とかアオスジアゲハに見える。(噴水池付近)

いつもの七草峠やホタルの里、谷間の探勝路の方も廻ったが、めぼしい写真は撮れなかった。予定では生田緑地は10:30~11:00までで多摩川に移動するつもりだったのに、噴水池付近で粘りすぎて出発したのは12時くらい。

多摩川/中野島地先・宿河原付近の土手

生田緑地で予定外に長時間過ごしてしまったので、多摩川では慌ただしい調査となった。まず訪れたのは、前回の調査地、中野島地先。前回見られなかったコムラサキの♂に期待して訪れましたが、♂どころかコムラサキ自体ほとんど見られない。柳の周囲を飛んでいるのを2頭ほど確認できただけで終了。1頭が高所に停まったのを青空をバックに1カットだけ撮影。

柳林周辺に繁茂したクズの上を前回はウラギンシジミやウラナミシジミが多数飛び交っていたが、今回はそれもまったく見かけない。柳林周辺は台風の増水時も中州になって水没していなかったように思われるのですが、それでも相当な影響を被ったようだ。

コムラサキ♀

コムラサキ♀
日時:2009/10/11
場所:多摩川/中野島地先(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:200mm-Equiv. ISO=400 SS=1/620 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:シャッタースピードを上げるために意図的にISO設定値を上げてみた。

次に宿河原付近の土手に移動。残った時間を土手斜面を飛び交う蝶の撮影に費やす。モンキチョウ、キチョウ、モンシロチョウ、キタテハ、ヒメアカタテハ、ツマグロヒョウモン、ベニシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリなどのお馴染みの蝶ばかりだが、数が多いので華やかだ。大型の黒いアゲハが1頭、バッサバッサと飛びすぎていった。無尾に見えたが、遠目にも破損が酷くて判定不能だった。

モンシロチョウ

モンシロチョウ
日時:2009/10/11
場所:多摩川/宿河原付近の土手(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized)
カメラ:RICOH R8
設定:155mm-Equiv. ISO=400 SS=1/760 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:逆光で翅の模様が透けて見える感じを狙ってみたが、イマイチだった。

キタテハ

キタテハ
日時:2009/10/11
場所:多摩川/宿河原付近の土手(川崎市多摩区)
サイズ:3648×2736 → 600×450(Resized&Trimmed)
カメラ:RICOH R8
設定:32mm-Equiv. ISO=400 SS=1/870 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
Memo:
キタテハも陽を浴びて輝くと綺麗だ。ISO=400でも天候が良ければ充分使える写真が撮れるみたい。

温暖化による北上・定着種

昨日、久々に娘を連れて生田緑地へ行ってきました。いつも通り、園内を1時間程度散歩してからプラネタリウムを観て帰ったのですが、プラネタリウムに併設された川崎市青少年科学館で「かわさきの昆虫展 −蝶と蛾・バッタ類−」という展示をやっていたので、ついでに覗いてきました。
そこでは、近年の温暖化の影響で川崎市内に北上・定着した蝶が4種ほど紹介されていました。

  1. ツマグロヒョウモン
  2. クロコノマチョウ
  3. ムラサキツバメ
  4. ナガサキアゲハ

このうち、ツマグロヒョウモンは我が家の周辺の街中でも数年前から普通に見かけます。小学校校庭などの花壇によく集まって来るので、観察も容易です。この蝶の雌は前翅先端部が黒いという特徴があり、私が唯一自信を持って識別可能なヒョウモンチョウ類です。飛んでいても分かるくらいです。

他の3種は見かけたことがありませんが、いずれも定着したとみられているようですので、いつか目にするのが楽しみです。それにしても、意外に感じたのはナガサキアゲハに関する記載でした。

  • ナガサキアゲハ
    名前のとおり南方の蝶です。後翅に尾状突起のない黒いアゲハチョウ、
    ♀には白紋がある。2003年秋から見られる様になりました。
    まだ数年しか経ていませんが、
    最近見られる黒いアゲハチョウでは一番多いと思います。
    幼虫の食草は主に栽培種のミカン類ですが、まだ観察の機会はありません。

ええっ、一番多いの?それじゃあ、私がクロアゲハだと思って見送っていた黒いアゲハチョウたちの中に、ナガサキアゲハが混じっていたのかもしれません。今度から、黒いアゲハチョウを見かけたら、特に注意して観察しなければ。

昨日、見かけた昆虫たち

  • 移動中のミノムシ。簑から身体を乗り出して、簑ごと移動していきます。
    移動中のミノムシ
  • ヒメジャノメ。蛇の目紋が特徴的な翅の裏面も撮りたかったのですが、逃げられました。
    ヒメジャノメ
  • ムラサキシジミ。前述の北上・定着種であるムラサキツバメの近似種。
    ムラサキツバメか?と一瞬期待したのですが…。
    (前翅先端の形状や尾状突起が無いのでムラサキシジミでしょう)
    ムラサキシジミ

写真には撮りませんでしたが、他にキチョウ・クロアゲハ・ナナフシ・シャクガの幼虫(尺取り虫)などを見かけました。また、アオスジアゲハの♀が産卵場所を探して植樹の葉を飛び移っていくのが印象的でした。

アカボシゴマダラの撮影に成功

本日も娘を連れて生田緑地へ行ってきました。昨日と違って、プラネタリウムもちゃんと見学できました。 🙂

さて、昨日は2〜3頭程度しかアカボシゴマダラを見られませんでしたが、今日は歩くコースを変えたところ、もっと多くのアカボシゴマダラを見ることができました。おかげで、そのうちの1頭を撮影できました。ご覧ください。

生田緑地のアカボシゴマダラ

はい、間違いなくアカボシゴマダラですね。
今日歩いたコースは、奥の池付近から伝統工芸館へ向かって登り、伝統工芸館からしょうぶ池・東口駐車場へ向かって下るコースです。アカボシゴマダラは、伝統工芸館手前の展望台付近の林縁部と伝統工芸館から東口へ下る途中の枡形山へ向かう分岐(七草峠)付近で計7〜8頭程度飛び回っているのを見ることができました。数から言って、すでに生田緑地では定着したと見て良いのではないでしょうか。

他にも、園内ではクロアゲハ、キチョウ、スジグロシロチョウ、ジャコウアゲハなどの姿が見られました。また、カナブンやスズメバチなどが集まる樹液酒場もいくつか見つけましたので、今度は息子の方を連れて夜回りしても面白そうです。

アカボシゴマダラを目撃

夏休みに入った娘を連れ、生田緑地へ散歩に行きました。
生憎、祝日の翌日は休館日とのことで一番楽しみにしていたプラネタリウムが見学できませんでした。おかげで機嫌を悪くした娘を宥めながら園内を散歩しました。

散歩中、見慣れない蝶を目撃しました。目撃場所は奥の池付近で1~2頭(2頭見たつもりですが、同じ個体かもしれません)、噴水広場から南側へ登った周遊路付近で1頭です。(場所については生田緑地公式ホームページの緑地内案内図を参照)

蝶の特徴は、ダンダラ模様・春型のアゲハチョウ程度の大きさ・赤い斑紋です。ダンダラ模様とはいえ黄色っぽくなく、明らかにアゲハチョウではないのは判りました。それに7月中旬といえば、オオムラサキやゴマダラチョウの季節です。

「もしや、アカボシゴマダラ?」

もともと、日本では奄美大島近隣にしか生息しない種ですが、近年、人為的にゲリラ放蝶されたものがさいたま市の秋ヶ瀬公園や鎌倉市などで発生を繰り返しており、分布を広げている、という話はWEBで目にしていました。(Wikipediaの記事をよく読んだら、秋ヶ瀬公園での発生一時的なもので終わったそうです。)それでも、まさか生田緑地で目にすることができるとは…。

今日もR8は持っていたのですが、近くでは止まってくれなかったので、残念ながら撮影は出来ませんでした。ですが、帰宅してから蝶の観察記録その2Web 日本産蝶類図鑑で写真を確認。間違いありません。

明日も娘を連れて生田緑地へ行く予定なので、もう一度撮影にチャレンジしてみます。それと、青少年科学館の人に様子を聞いてみようかな。

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