Home > 2. Fieldwork (local) > 多摩川河川敷 Archive

多摩川河川敷 Archive

朝Field:多摩川のジャコウアゲハは…

夏季休暇前の最後の出勤。20分ほど早く家を出られたので朝Fieldに多摩川へ。そろそろ宿河原付近でジャコウアゲハが発生しているはずだ。

ジャコウアゲハ、出てない。

宿河原のジャコウアゲハポイントに着いたが、ジャコウアゲハはほとんど出ていない。土手上を飛ぶ個体は♂1頭のみ。他に土手の下の耕作地の中を飛ぶ♂個体を1頭見かけただけだ。昨年より発生が遅れ気味なだけか、それとも今年は少ないのか。例年、この時期に多摩川の土手の草刈りが行われるが、今年ももう東名高速の南側まで草刈りが進んでいた。宿河原の方まで草刈りが進んでくる前に発生してくれると良いのだが。

ジャコウアゲハの代わりに、キアゲハが吸蜜していたのを撮った。

キアゲハ(吸蜜) | Papilio machaon
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/08/11
キアゲハ(吸蜜)
RICOH R8
15.1mm/85mm-equiv. ISO=100 SS=1/290 F4.59
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

キアゲハ(吸蜜)

RICOH R8
5.7mm/32mm-equiv. ISO=100 SS=1/810 F3.61
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

キマダラセセリ

ジャコウアゲハが出てないので、ちょっと無理して中野島の方へ行ってみた。クルミの木がいっぱいあるのでオナガシジミ…は無理としても、このへんは宿河原付近より草地が広いので何かいないかな、と。

居ました。キマダラセセリ。

キマダラセセリ | Potanthus flavum flavum
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/08/11
キマダラセセリ
RICOH R8
35.4mm/200mm-equiv. ISO=109 SS=1/189 F5.28
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:初めて見るキマダラセセリ。クルミの木陰で。

キマダラセセリ

RICOH R8
15.1mm/85mm-equiv. ISO=100 SS=1/203 F4.59
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:上の個体を撮っていたらもう1頭、より近い位置に現れた。

キマダラセセリ

RICOH R8
15.1mm/85mm-equiv. ISO=400 SS=1/60 F4.6
Macro=ON ISO=Auto-Hi(400) 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:特徴のある翅裏が撮れないなあと思っていたら、少し離れたところで3頭目が現れて撮らせてくれた。ちょっと暗い。

西丹沢でスジチャ(?)を撮ったときも思ったが、ちっちゃいセセリは本当に可愛い。

朝Field - 多摩川河川敷

少し早めに家を出ることが出来たので、久し振りに朝Fieldへ。ここ数日、頻繁にPapilioの新鮮な夏型が街中を飛び出しているので、出来れば吸蜜ポイントを探してPapilioが撮れると嬉しい。それもナガサキアゲハが撮れると最高だ。

生田緑地も東高根森林公園も久しく行っていないので迷いましたが、どちらも良い吸蜜ポイントを知らないので、結局どちらでもない多摩川河川敷を選択しました。いつものように宇奈根から土手上のサイクリングロードに上がり、多摩水道橋へ向かってゆっくり自転車を走らせながら適当な散策場所を物色。

アゲハ・クロアゲハ

多摩新町付近の林縁のヤブガラシで数頭のアゲハが吸蜜しているのを発見。早速自転車を駐めて撮影開始。

アゲハ | Papilio xuthus
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/07/17
アゲハ(吸蜜)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=271(Auto-Hi) SS=1/189 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:藪の中に大胆に踏み込めばもう少し寄れそうだったが、出勤途中でスーツのズボンなのであまり藪に踏み込めない。ジーンズならもっと踏み込めて良い撮影ポイントになりそうだ。

しばらくアゲハを撮影していたら、クロアゲハも1頭現れた。

クロアゲハ♂ | Papilio protenor
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/07/17
クロアゲハ♂(吸蜜)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=367(Auto-Hi) SS=1/189 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:だいぶ翅は痛んでいて右後翅が破損していた。

ツバメシジミ・コムラサキ

あまり近づけないので、諦めて宿河原へ移動。耕作地周辺に花が多いところなので良い待ち伏せポイントが無いかな、と。

河原ではキタキチョウ♀多数、盛んに産卵行動を取っていたがスルー。耕作地周辺で待ち伏せする前に河岸近くの草むらを覗いてみる。ツバメシジミの♀が居たので撮ってみた。

ツバメシジミ♀ | Everes argiades
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/07/17
ツバメシジミ♀
RICOH R8
15.1mm(85mm-Equiv.) ISO=238(Auto-Hi) SS=1/104 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:出逢ったのは5月以来。春先よりひと回り小さい気がする。

さらに樹高3m程度の柳の幼木が数本並んでいたのでダメ元で幹や梢を覗いてみたところ、コムラサキ♂が1頭だけ居た。

コムラサキ♂ | Apatura metis
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/07/17
コムラサキ♂(吸汁)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=322(Auto-Hi) SS=1/189 分割測光 +0.7EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:梢を旋回して飛び込む先を目で追い、慎重に覗き込んだら樹液吸汁中でした。この時点では♂♀不明。

コムラサキ♂(翅表幻光)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=141(Auto-Hi) SS=1/189 中央重点測光 +0.7EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:一度飛んでしまったが、何とか追いかけて枝先での開翅ポーズが撮れた。何枚か撮っているうつに、最初茶色っぽく見えていた翅表に紫色の幻光が浮かび上がってきた。♂を見るのは初めて!

2度目に飛ばれたときは流石にもう目で追えず、どこへ行ったか判らなくなってしまった。耕作地周辺でPapilioの吸蜜ポイントを探す時間は無くなってしまったが、初めてコムラサキの♂が撮れて今日はもう満足。自転車を駐めたところに戻ることにしました。

ジャコウアゲハの発生状況は

自転車に戻りながら、ジャコウアゲハの発生状況を確認。♂数頭と♀1頭が飛んでいるのを確認しましたが、数はあまり多くありません。土手のウマノスズクサも綺麗な葉が多く、まだあまり食べられていない印象です。自転車の近くで数株の葉裏を確認しましたが、若齢幼虫しか見つまりませんでした。昨年多数の成虫が群れ飛んでいるのを見たのは8月ですし、どうも第2化の発生期が終わった後の端境期ではないかと感じました。

ジャコウアゲハ(幼虫) | Atrophaneura alcinous
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/07/17
ジャコウアゲハ(若齢幼虫)
RICOH R8
5.7mm(32mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/217 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:若齢幼虫2頭が葉裏に寄り添っていた。ジャコウアゲハはちょうど端境期のようだ。

梅雨明け

奄美大島で梅雨明けした15日に「最も遅い記録」という記事を読んで、今年は梅雨明けが遅いのかとがっかりしていた。

気象庁は15日、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。昨年に比べ10日、平年に比べ17日遅い。51年の発表開始以来、83年と並んで最も遅い記録。

毎日jp|梅雨明け:奄美で 平年より17日遅く

ところが、今日になったら九州北部から関東甲信地方まで一気に梅雨明けしたらしい。むしろ平年より早い梅雨明けになったようだ。なんで九州北部が梅雨明けして南部が梅雨明けしないのか、とか微妙に不審な点もあるが、ともかく梅雨明けしたのはとても喜ばしい。

気象庁は17日、九州北部から関東甲信地方で梅雨明けしたとみられると発表した。東北付近にある梅雨前線の活動が弱まると予想されるため。沖縄・奄美に続く梅雨明けで、関東甲信は平年より3日早く、昨年より3日遅い。九州から関東の広い範囲で今後1週間、晴れて暑くなる日が多い見込み。

毎日jp|梅雨明け:関東甲信地方で平年より3日早く

来週から子供たちも夏休み。水曜日に天気が良ければ、娘を連れて散歩ついでのFieldworkに出掛けよう。

GW散策:生田緑地と多摩川河川敷(2)

5月4日のエントリーですが、書いてるのは11日です。1週間経ってしまった。(^^;

多摩川河川敷(宿河原)

前日は生田緑地→多摩川の順に回ったが、この日は多摩川→生田緑地の順に回った。

ジャコウアゲハ越冬蛹の様子

前日、蛹の中が透けて見えるようになっていた越冬蛹の様子を確認した。

ジャコウアゲハ越冬蛹の抜け殻
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ジャコウアゲハ越冬蛹の抜け殻
RICOH R8
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:さすがに11時近かったので、羽化した成虫はもう居なかった。前日に比べて♀の数がぐっと増えていたので、この個体も♀だったかも?

多摩川河川敷の蝶

ジャコウアゲハ♂♀、アゲハ、アオスジアゲハ、ツバメシジミ♂、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメ、ルリタテハ、モンシロチョウが見られ、特にジャコウアゲハの♀が前日と比べて増えた。

ジャコウアゲハ♂(吸蜜) | Atrophaneura alcinous
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ジャコウアゲハ♂の吸蜜
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=154(Auto-Hi) SS=1/189 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
ジャコウアゲハ♀(吸蜜) | Atrophaneura alcinous
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ジャコウアゲハ♀の吸蜜
RICOH R8
31.3mm(177mm-Equiv.) ISO=336(Auto-Hi) SS=1/217 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:土手を飛ぶ個体は飛翔でしか狙えないが、吸蜜シーンを狙えるポイントがあった。ただ、日陰でシャッタースピードを稼げないのがネック。もう少し時間をかけて狙いたかったけど。
ツバメシジミ♂(吸蜜) | Everes argiades
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ツバメシジミ♂の吸蜜
RICOH R8
5.7mm(32mm-Equiv.) ISO=100(Aut-Hi) SS=1/620 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:翅の裏面が撮りたかったので見上げるようなアングルで撮ってみた。
ヒメウラナミジャノメ | Ypthima argus
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/04
ヒメウラナミジャノメ
RICOH R8
11.7mm(66mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/270 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:ジャノメチョウのくせに明るい陽地が好きみたい。

生田緑地

西口駐車場→七草峠→尾根筋の自然探勝路→ホタルの里→谷間の自然探勝路→西口駐車場

この日は西口駐車場~七草峠の蝶道で黒いアゲハ類を見かけなかった。ホタルの里でツマキチョウを20分ほど追跡するも、なったく停まる気配がなく断念。谷間の自然探勝路では今年初めてのキアゲハが見られた。

他には、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン♂が見られた。

生田緑地での写真は無し。

GW散策:生田緑地と多摩川河川敷

5月3日のエントリーですが、実際にこれを書いてるのは5月9日です。ぼやぼやしているうちにもう6日も経ってしまいました。

GW中に家族を置いて独りで遠征に行くわけにいかないので、娘を連れて2~3時間程度散策するのが限度です。この日は「つつじ寺」として有名な神木山等覚院の様子を覗いた後、生田緑地と多摩川河川敷をハシゴしました。

神木山等覚院

ここは「つつじ寺」として有名なくらいなので、アゲハ類の吸蜜が見られないかと思って足を運んだのですが、アゲハ類の姿は見られませんでした。

つつじは、まだ5分咲き程度の株もある一方、もう見頃を過ぎた株も有って、全体としては丁度見頃かな、という印象。4月30日の伊豆半島のつつじもこんな感じでした。旧向ヶ丘遊園と東高根森林公園の間に位置しており、比較的緑の多い所なので期待していたのですが、やはり今年はまだ時期が早いのか…?

生田緑地

生田緑地ではプラネタリウム見学のため、投影開始前の1時間だけ散策しました。ルートは、青少年科学館→奥の池→伝統工芸館→谷間の自然探勝路→尾根道の自然探勝路→七草峠→青少年科学館 です。

西口駐車場~七草峠の尾根筋

この尾根筋は黒いアゲハ類の蝶道です。この日も伝統工芸館の脇からこの舗装路に出た途端、黒いアゲハが前を横切って道路沿いに西口駐車場の方へ飛んでいくのを見たのを皮切りに、この尾根筋で3頭の黒いアゲハ類を見ました。同定できたのは2頭目でクロアゲハ。後翅の白斑は未確認ですが小型の個体だったので♂でしょう。同定できるほど接近できなかった他の2頭も、遠目ですが印象としてはクロアゲハだったと思われます。

この蝶道で困るのは手頃な撮影ポイントが無いこと。どこかにつつじの植え込みでもあれば吸蜜ポイントになると思うのですが、現実には飛びすぎていくアゲハ類を目で追うことしか出来ませんでした。

谷間の自然探勝路

モンシロチョウ、ツマキチョウ♂♀、キタキチョウ、ツバメシジミ♂、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン♂の姿が見られ、やや甘ピンですがアオスジアゲハの吸水シーンが撮れました。

アオスジアゲハ♂(吸水) | Graphium sarpedon
生田緑地(川崎市多摩区) | 2010/05/03
アオスジアゲハ♂(吸水)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/310 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
ツバメシジミ♂ | Everes argiades
生田緑地(川崎市多摩区) | 2010/05/03
ツバメシジミ♂
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/330 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

多摩川河川敷

プラネタリウム見学後、真っ直ぐ帰宅しないで多摩川河川敷(宿河原)へ立ち寄ってみたところ、鯉のぼりが悠然と泳いでいた。

鯉のぼり

と、思ったら多摩川に注ぎこむ水路を遡ろうとする本物の鯉の群れも。産卵期なのかな。

鯉の遡上?

多摩川河川敷の蝶

ジャコウアゲハ♂♀、アゲハ、ツマグロヒョウモン♂、ヒメウラナミジャノメ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、ツバメシジミ♂が見られた。

ツマグロヒョウモン♂ | Argyreus hyperbius
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/03
ツマグロヒョウモン♂
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/440 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 2400×1800(Trimmed)→ 800×600(Resized)
スジグロシロチョウ | Pieris melete
多摩川河川敷 | 2010/05/03
スジグロシロチョウ
RICOH R8
5.7mm(32mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/410 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
ヒメウラナミジャノメ | Ypthima argus
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/03
ヒメウラナミジャノメ
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/330 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

ヒメウラナミジャノメ
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/310 分割測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

ジャコウアゲハの蛹

4月21日のエントリのコメントに、ジャコウアゲハ越冬蛹2つのうち、1つが行方不明と書いた。その行方不明の蛹は結局見つかっていないが、この日もう1つ(3つめ)越冬蛹を見つけた。

ジャコウアゲハの越冬蛹(3つめ)
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/03
3つめのジョウコウアゲハ越冬蛹
RICOH R8
3648×2736 → 800×600(Resized)

さらに、以前からあった越冬蛹の方は羽化直前で中が透けて見えるようになっていた。

羽化直前のジャコウアゲハ越冬蛹
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/05/03
羽化直前のジャコウアゲハ越冬蛹
RICOH R8
3648×2736 → 800×600(Resized)

翌朝、羽化を見に来れれば最高だったのだが。

4月26日はまだ♂ばかりでしたが、この日は♀の発生も始まっていました。(2~3頭見た)

朝Field-4月26日

今朝も、昨日ジャコウアゲハの発生を確認した宿河原へ。何とか撮りたいもの。

昨日の今日で現地の様子は一変し、昨日はたった1頭だけだったジャコウアゲハの♂が、もう群れ飛び始めていた。その代わり、今朝は静止してくれる個体は皆無で、撮影ノーチャンス。仕方なくFC100のパスト連写で狙ったが、きちんと撮れた写真は無かった。

ジャコウアゲハ♂ | Atrophaneura alcinous
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/26
ジャコウアゲハ♂
CASIO EXILIM EX-FC100
8.86mm(51mm-Equiv.) ISO=320(Auto) SS=1/1000 分割測光 ±0EV WB=昼光 パスト連写
2816×2112 → 520×390(Resized)
Memo:証拠写真程度。
ツバメシジミ♂ | Everes argiades
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/26
ツバメシジミ♂
CASIO EXILIM EX-FC100
6.42mm(37mm-Equiv.) ISO=100(Auto) SS=1/640 分割測光 ±0EV WB=昼光
2816×2112 → 800×600(Resized)
Memo:パスト連写を使わずにFC100で撮影。割とよく撮れてる。

ツマキチョウ♂をちょうど捕まえた中年の採集者と少し話をした。本当は私も採集の方がやりたいんだけどねえ…。

朝Field-4月25日

ツバメシジミ♂ | Everes argiades
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/25
ツバメシジミ♂
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/290 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 2400×1800(Trimmed)→ 520×390(Resized)
Memo:尾状突起が見あたらないけど、たぶんツバメシジミで合ってると思う。…ホントはあまり自信がない。

日曜日なので少し早めに家を出られたのに、4月21日にツマキチョウやスジグロシロチョウを撮影した宇奈根の疎林内の広場に着いてみると、ボーイスカウトの子供たちがテントを張っていた。これはダメだ…。仕方なく宿河原へ移動することにした。

まず河岸の叢を探したがツマキチョウは見あたらない。とりあえずツバメシジミを撮っておく。ツマキチョウが見あたらないので土手へ戻ってみると、モンシロチョウに混じって1~2頭のツマキチョウの姿を確認できた。(但し、写真は無し)

今朝の最大のトピックは、ジャコウアゲハ♂1頭の発生確認したこと。後翅の紅紋が非常に発達した美麗な♂で、一瞬だけ吸蜜写真を撮るチャンスがあったのだが失敗した。(アングルに収まらず)

Fieldwork:多摩川河川敷(4月21日)

今日は娘を連れて多摩川河川敷へ散歩に出掛けた。行き先に多摩川河川敷を選んだのは、もちろん何とかツマキチョウの写真をGETしたかったから。娘的には、多摩川河川敷はいまいち面白くないだろうけど…、悪いパパだネ。

さて、今回のFieldは宇奈根付近。時間は15時~16時頃まで、約1時間ほど散策した。

まず最初に4月13日に書いた耕作地の周囲の様子を窺ったが、やはり金網が邪魔で、撮影可能なところまでツマキチョウが出てきてくれない。そこで少し範囲を拡げて歩いてみたところ、近くに疎林に囲まれた広場があって、そこでもツマキチョウやスジグロシロチョウが盛んに飛び回っていた。

ツマキチョウ♂ | Anthocharis scolymus
多摩川河川敷(川崎市高津区) | 2010/04/21
ツマキチョウ♂
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=130(Auto-Hi) SS=1/189 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

ツマキチョウ♀ | Anthocharis scolymus
多摩川河川敷(川崎市高津区) | 2010/04/21
ツマキチョウ♀
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=148(Auto-Hi) SS=1/189 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

ツマキチョウ | Anthocharis scolymus
多摩川河川敷(川崎市高津区) | 2010/04/21
ツマキチョウ
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=119(Auto-Hi) SS=1/189 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

Memo:わずか1時間とはいえ、朝のFieldworkに比べれば圧倒的に制約が少なく、楽しい時間を過ごせた。とはいえ、時間帯的に♂がヤル気マンマンで♀、♂同士、果てはスジグロシロチョウとも互いに追飛し合っていて、落ち着いて撮影できるチャンスは少なかった。もうちょっと良い写真が撮れると良かったのだが。
スジグロシロチョウ♂ | Pieris melete
多摩川河川敷(川崎市高津区) | 2010/04/21
スジグロシロチョウ♂
RICOH R8
7.1mm(40mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/153 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

スジグロシロチョウ♀(交尾拒否) | Pieris melete
多摩川河川敷(川崎市高津区) | 2010/04/21
スジグロシロチョウ♀(交尾拒否)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=154(Auto-Hi) SS=1/189 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 2400×1800(Trimmed)→ 800×600(Resized)

Memo:いつも陽地ばかり散策していたので、スジグロシロチョウを見るのは何年ぶりだろう。上の写真の個体は、この写真の後で近くを通りかかった他個体を追飛していったので♂確定。下の写真の♀は、超モテモテで♂3個体から求愛を受けていた。

ヤル気マンマンの♂がちょっと邪魔だったのは上にも書いたが、もうひとり邪魔者が。それは撮影に夢中な私に放ったらかしにされた娘。そりゃあ、放っとかれたらつまらないから、私が悪いんだけれども、なんでシャッターチャンス!という時に限って「パパ~!」と駆け寄ってくるのだろうか。ムムム。

おまけ

コゲラ
多摩川河川敷(川崎市高津区) | 2010/04/21
コゲラ
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=400(Auto-Hi) SS=1/39 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 2400×1800(Trimmed)→ 800×600(Resized)
Memo:コゲラがすぐ近くまで寄って来たので撮影。1/39のSSでよくブレなかったな。

朝の10分間Fieldwork-4月19日

18日は寒の戻りから明けてとても暖かな1日となったが、寝坊してしまって朝の10分間Fieldworkは中止。せっかく娘のスクール・バスの時間の制約を受けない日曜日だったのに…。

気を取り直して19日。スクール・バスが少し遅れてきたので時間的に厳しかったが、2日連続の中止は避けたくて無理押しでFieldに向かった。今回のFieldは11日と同じ宿河原地先にした。

現地到着は9:10。本当に10分しか時間がない。

キタキチョウ | Eurema mandarina
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/19
キタキチョウ(越冬個体)
RICOH R8
5.7mm(32mm-Equiv.) ISO=100(Auto) SS=1/250 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:周囲があんまり綺麗じゃないけど、珍しく寄らせてくれたので蝶自体はしっかり撮れた。キタキチョウの越冬個体って、翅とかにあまり痛みを感じないね。
ツバメシジミ♂ | Everes argiades
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/19
ツバメシジミ♂(開翅)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/710 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:ツバメシジミの♂も出迎えてくれた。♀はまだまったく見かけない。11日よりも落ち着いて、良い感じに撮れた。ただ、すぐ開翅するので翅の裏面は撮れないなあ。

今回はツマキチョウをまったく確認できなかった。次回は宇奈根の方に行ってみよう。

朝の10分間Fieldwork-4月13日

今朝は少しスクール・バスが遅れてきたけど、二子橋に近い宇奈根付近でのFieldworkなら時間を確保できるのではないかと思い、チャレンジしてみた。多摩川(宇奈根)到着は9:10を少し過ぎていたけど、二子橋まで5分ちょっとあれば何とかなるので、15分程度時間が取れた。

宇奈根交差点から土手に上がって川側を見下ろすと、金網に囲まれた耕作地がある。その耕作地周辺をモンシロチョウとツマキチョウが飛んでいた。あれれ?ツマキチョウは土手付近じゃなくて河岸に近いエリア、という一昨日の観察は的外れだったみたい。

それにしても、河岸の方まで行かなくても良いのは、限られた時間の中では大変有難い。と思っていたのだけど、そうは問屋が卸さなかった。一昨日はツマキチョウの♂を2頭目撃したのだけど、今朝の宇奈根では♂♀が数頭飛んでいるのが確認できた。しかし、撮れないのである。なにしろ耕作地周辺は金網で囲われており、扉はチェーン鍵で厳重に施錠されている。金網の外にも頻繁に飛び出してくるのだけど、なかなか停まらないし、停まったと思ったら金網が邪魔になる位置だったりするのである。

結局、本日もツマキチョウのまともな写真は撮れず、遠目の金網越しに♀の証拠写真が1枚撮れただけだった。

ツマキチョウ♀(証拠写真) | Anthocharis scolymus
多摩川河川敷(川崎市高津区) | 2010/04/13
ツマキチョウ♀(証拠写真)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/330 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:ツマキチョウ♀の証拠写真。この日は♂♀数頭ずつ飛んでいるのを見てるんだけど、撮影チャンスがほとんど無かった。
モンキチョウの吸蜜 | Colias erate poliographus
多摩川河川敷(川崎市高津区) | 2010/04/13
モンキチョウの吸蜜
RICOH R8
11.7mm(66mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/870 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:タンポポの花で吸蜜中。葉っぱが邪魔だなあ。

まあ、証拠写真程度とはいえ、Spring ephemeral の写真が皆無、という事態だけは避けられた。でも、もうちょっとまともな写真が欲しいなあ。

朝の10分間Fieldwork-4月11日

今日は日曜日だけど会社は休みじゃない。一方で娘の学校は休みだ。だから、いつもと違ってスクール・バスの時間の制約を受けないので、早めに家を出れば少し長めにFieldworkできる。

ということで、ちょっとだけ早めに家を出た。今日のFieldは多摩川河川敷の稲田中学校~二ヶ領せせらぎ館付近。いつもなら娘をスクール・バスにようやく乗せている8:50頃には目的地に到着することができた。まだ短いけど、丸々30分ほど時間を確保できた。

せっかく時間があるので、出来ればツマキチョウに出逢いたいなあ、と思っていた。先日の富士川遠征が空振りに終わったので、Spring ephemeral と言われる蝶の写真が1枚も撮れてないのだ。いつも時間が無くて土手付近しか散策できないので、今日は土手から離れて河岸に近い方を歩いてみた。

護岸工事が行われたばかりの河岸付近の叢の上を白い蝶が飛んでいた。近づいてみると、ビンゴ。いきなりツマキチョウ♂に出逢えた。早速、追跡開始である。しかし、最初の1頭は近寄ることすらできないまま、そのうちに河原を横切って木立を越え、土手の方へ飛び去ってしまった。

再び河岸付近に戻ると別のツマキチョウ♂が飛んでいたので、再び追跡開始。ところが今度のもモンシロチョウとからんだりしてなかなか停まってくれない。そのうちに20分ほどの時間があっという間に過ぎてしまった。タイムリミットまであと10分。まだ1枚も撮れてない…。

仕方なくツマキチョウの追跡に拘るのをやめ、撮れそうなものを撮っておくことにした。

キタキチョウ | Eurema mandarina
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/11
キタキチョウ
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/250 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:キタキチョウ。遠目から。
ツバメシジミ♂(初撮影) | Everes argiades
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/11
ツバメシジミ♂
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=135(Auto-Hi) SS=1/189 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:ルリシジミに続いて普通種のはずが一度も見たことの無かったシジミの写真をようやくGET。Spring ephemeral ではないけれど、この写真のおかげで満足できた。ただ、タイムリミット間際でやや焦って撮ったので次回はもうちょっとじっくり撮影したい。目視では他にももう1頭飛んでいるのを確認した。

いよいよタイムリミットになったので土手へ戻った。自転車に乗る前にベニシジミが居たので急いで撮った。

ベニシジミ(閉翅) | Lycaena phlaeas
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/11
ベニシジミ(閉翅)
RICOH R8
35.4mm(200mm-Equiv.) ISO=104(Auto-Hi) SS=1/189 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)

ベニシジミ(開翅) | Lycaena phlaeas
多摩川河川敷(川崎市多摩区) | 2010/04/11
ベニシジミ(開翅)
RICOH R8
11.7mm(66mm-Equiv.) ISO=100(Auto-Hi) SS=1/111 中央重点測光 ±0EV WB=昼光
3648×2736 → 800×600(Resized)
Memo:普通種だけど、春のベニシジミは実はかなり綺麗。1枚目は翅裏の見える閉翅を、2枚目は開翅してくれたので少し寄ってみた。

土手付近ではモンキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミが多かったが、河岸付近ではモンシロチョウは居たけどモンキチョウ、ベニシジミがほとんど見られず、代わりにツマキチョウとツバメシジミが居たわけで、棲み分けているのかな、と感じた。

Home > 2. Fieldwork (local) > 多摩川河川敷 Archive

Search
Feeds
Meta

Return to page top